基本方針の基本的な考え方に関する第3回検討委員会の委員意見の集約

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県の支援の考え方


1 県としての支援に対する視点が必要ではないか。
・ 県は市町の足らない部分をやるということ以外に、県があるフィロソフィーで市町と役割分担してやるということ等がある。
・ 消費者行政では、市町が県の仕事であると思ってほとんど取り組まなかったということがあった。
・ 支援の考え方として、活動の効果が市域や県域であるということに着目して支援する考え方と住民の社会的な自己実現活動を支援するという考え方に基づくものがある。
2 ボランタリーセクターの形成から論理を組むべきではないか。
・ 自主性等の抽象的な言葉から始めるのではなく、ボランタリーセクターの形成をすることから論理を組んで、その上に自主性があるという構図ではないか。
・ ボランタリーセクターの形成は、兵庫県がかなり独自性をもつ、他の県が真似できない個性的なものである。
3 行政の過剰介入(オーバープレゼンス)は避けるべきではないか。
・ ボランタリーセクターの形成支援ということは、行政と市民との関わり方をどう調整するかということなのに、そのために行政施策が必要であるというのはおかしい。行政がオーバープレゼンスをやめますと宣言した方がボランタリーセクターが育ってくるのではないか。
・ オーバープレゼンスといった時に、オーバーしている部分をハッキリさせることが大切だ。オーバープレゼンスになっている。
4 主体的能動的市民参加ということを市民自身が理解する必要があるのではないか。
・ 主体的能動的市民参加ということを市民自身が理解しないと質の高いものは出てこないのではないか。
5 個別性の大切さをどこかで表現すべきではないか。
・ 各々の地域で、その雰囲気があるはずで、それをどう掴んで上手く生かしていくかということが大事であり、個別性が重要ではないか。
・ 環境の分野でも、ジャスティスということは、そこの環境によって異なるし、論者によって違っている。それはそうとして、どこかで個別性の大切さみたいなものを入れたい。
6 ボランタリーな活動は個人が自由にやっていくものではないか。
・ ボランタリー活動は、それぞれが自由にやっているもので、つぶれてしまうものはつぶれてしまってもやむを得ない。次々と新しい活動が生まれてきたら良いと考えるか、一度生まれたものは必ず守らないといけないと考えるかで随分違う。
・ ボランティア活動は自由なものであり、一度ボランティアに入ったら何が何でもやめさせないというのはおかしい。

県施策のあり方


1 リーダーの養成が重要ではないか。
・ グループリーダーの養成や組織運営の研修など個々のグループに生かせるような研修、ボランティアグループをカウンセリングする場が求められている。
2 情報提供の仕方に工夫がいるのではないか。
・ 県の情報は大量にあるのだから、提供の仕方として、どこかのセクションが介在して、必要と思われる情報を整理整頓して提供することも考えられる。
・ 行政の情報は特定の人に集中するが、求めている人に上手く届かないということが起きる。

基本方針のあり方


1 基本方針を見れば政策手段がわかるようにすべきではないか。
・ 政策手段を比較して、どういう支援の仕方が良いかというのを基本方針を見たら分かるような文章にしていかないといけない。
・ 政策手段は見えており、それを見ながら基本方針を決めていけば逆転現象にはならない。あんまり細かいことばかりを文章にしても仕方がないので、基本的な考え方みたいなものを書いていけば良い。


seikatsusouzouka@go.phoenix.pref.hyogo.jp



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