地域団体の紹介
阪神南地域<西宮市農業青年研究会>
都市部での農業体験による食育活動
西宮市農業青年研究会
会長 宮本 雅広(西宮市)
私たちは、西宮市に住む20~40歳代の若手農業者9名で構成する団体です。
西宮市は都市化が進んで農地や農家が少ない地域であり、農業を知らない子どもが多いことから、地域の農業を知ってもらおうと、平成20年頃から食育活動に取り組んでいます。
平成27年度は、市内の幼稚園、保育園、小学校など9団体(約1,000人)の児童に、さつまいも掘りを体験してもらうとともに、さつまいもが大きくなる様子や、食べ方、保存方法などについて分かりやすく説明しました。
児童や保護者からは、体験を通してさつまいも生産の様子や、生産における農家の苦労がよく分かった、地域の野菜をもっと食べたいなどと好評で、今後も、この活動を続けていければと考えています。
東播磨地域<十七丁自治会>
ふれあい収穫祭で地域を活性化
十七丁自治会
会長 小村 徹(稲美町)
十七丁自治会は、約100戸の小集落ですが、農家も非農家も協力し、入場者2,500人規模の「ふれあい収穫祭・一万本大根祭り」を毎年開催しています。休耕田で一万本の大根や野菜を育て、収穫祭で一般参加者の引抜き体験と販売を行っています。地域の子どもたちは播種、草引き、収穫、試食などを通じて、栽培のおもしろさ、収穫の喜び、新鮮野菜のおいしさを実体験します。また、当日は地域の子どもたちの演劇や演奏の野外発表会の場ともなっています。
高齢者も役割を担い、地域一体となってイベントを盛り上げています。幅広い世代が団結して助け合うことで地域の絆を深めることができ、活性化にもつながっています。今年の収穫祭は12月4日に開催予定です。ぜひご参加ください。
お問い合わせ先
十七丁自治会 会長 小村
TEL:090ー1076ー9968
中播磨地域<農家HANDS(ハンズ)>
若手農業者たちでふるさとの魅力を発信
農家HANDS(ハンズ)
会長 飯塚 祐樹(姫路市)
中播磨地域では、「手間ひま、手塩にかけた農産物を農家から消費者へ手渡していき、農業を通じたつながりを広げていきたい」との思いから、若手農業者が集まり、農家グループ「HANDS(ハンズ)」を立ち上げました。農産物の直売会、試食も兼ねた野菜の講演会、酒米の田植え体験などを通じて中播磨の特産品や農業を広く知ってもらう活動に取り組んでいます。
TPP合意や担い手の減少など厳しい岐路に立つ日本農業。厳しいからこそ、みんなで新しいカタチを模索し、「中播磨の魅力」を農業を通して伝えていきたいと思います。
農家HANDSホームページはこちら
お問い合わせ先
農家HANDS 飯塚
TEL: 090ー3351ー6162
但馬地域<三原谷の川の風まつり実行委員会>
「食」と「自然」と「アート」の祭典
三原谷の川の風まつり実行委員会
会長 小山 一(豊岡市)
25年以上も前に廃校となった小学校の校舎を活用し、8年前から「三原谷の川の風まつり」として、「食」と「自然」と「アート」の祭典を毎年10月に開催しています。
地域で採れるお米、野菜などの販売、学校レストランとして地域の食材を使った三原谷ランチの提供を行うほか、教室アート、周辺の田んぼや農道を利用しての田んぼアートなどを公開しています。
これからも、『農』を通じて地域の魅力を発信し、ふるさとづくりを進めていきたいと考えています。
お問い合わせ先
三原谷の川の風まつり実行委員会 田仲
TEL:090ー9617ー2311
淡路地域<フレッシュグループ淡路島>
温故知新で取り組む田んぼと農家の新しいかたち
フレッシュグループ淡路島
代表 森 靖一(淡路市)
私たちは淡路島内の若手農家数名が生産以外の機能を集約し、個々の強みを活かして栽培に集中するグループで、設備や知識を共有することで一人ではできない取り組みに挑戦しています。また、農村の一員としての役割に、お米作りを中心とした農村独自のスケジュールに沿った、ため池や水路などの保全管理の共同作業があります。採算がとれないと言われる水稲栽培ですが、体験事業やオーナー制度など現地での体験を通して付加価値と効率よい水田活用に先輩農家と挑戦しています。ふるさとの田や山を守り続ける事で培われた知識や経験を次の担い手に継承していく為に、持続可能なお米作りを通して水田の保全や多岐にわたる農村の活動に取り組んでいきます。
フレッシュグループ淡路島ホームページはこちら
お問い合わせ先
フレッシュグループ淡路島 森
TEL:0799ー70ー4232