概要

これからの高齢者は、自分の積み上げてきたキャリアを社会に役立て、それを次世代に継承しようと非常にアクティブである。もはや従来のような、身体的にも精神的にも弱々しい存在ではない。そこで、このような高齢者のアクティブライフを支える新しい発達概念を提案し、その発達を支援する環境づくりを行う必要がある。ここでは「発達とは新しい生活環境に適応するために人間と環境の関係性を更新していくプロセスである」と再定義する。すなわち、絶えずより良い適応を目指して、環境との関係性を更新していくならば、高齢者といえども発達する主体となる。この考えに基づけば、個人の主体的な発達を支援するためには、その人が生活している環境全体に身を浸し、そこでの活動を注意深く観察しながら、障がいがある環境との関係性を改善する手立てを準備すれば良い。すなわち、暮らし方・生き方は本人自身が決め、周りはそれを尊重する支援である。

講師　城　仁士

放送大学兵庫学習センター客員教授
神戸大学名誉教授（心理学）

開催地	神戸市
開催施設	神戸国際会館　８F ８０２・８０３会議室
開催期間	2020年08月30日 ～ 2020年08月30日 (14:00～16:30) 日 １回 公開講演会　１４：００～１５：３０ 入学説明会　１５：３０～１６：３０
申込期間	2020年07月22日 ～ 2020年08月30日 事前申込制（ＨＰからのみ受付） 放送大学ＨＰでご確認のうえ、お申し込みください。 ２４名 先着順で定員になり次第締め切り
ホームページ	放送大学ＨＰ（特別講演会・公開講座・セミナーのご案内）
受講費用	無料
対象者	誰でも