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兵庫県内の社会貢献企業を紹介

多様な活動資源とノウハウを持つ「企業」の社会貢献活動を促進し、「ひょうごの地域づくり活動」の輪を一層広げていくため、県内企業による社会貢献活動の実践事例や県の支援・促進施策をご紹介します。

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テニススクールの特色をいかした社会貢献

西播磨         

事業者名 ノアインドアステージ株式会社
代表者名 代表取締役社長 大西 雅之
設立 昭和55年5月
資本金 5,000万円
従業員数 875名
所在地 姫路市東山524
主な事業活動 テニスクラブ及びテニススクールの企画・運営、 テニス用品販売など
ホームページ https://www.noahis.com
ノアインドアステージへ
掲載日 平成30年3月29日

ノアインドアステージ株式会社 
      管理本部 次長 周世 康生 さん にお話を伺いました。



兵庫県内にも多くのノアスクールがありますよね

  本社のある姫路市は昔からマッチ産業が盛んです。当社の親会社であります(株)日東社のマッチ工場の跡地を整備し、1980年にテニススクール姫路校として、開校したことがはじまりです。 そこから当時テニスブームだったこともあり、徐々にスクールを拡大し、現在は県内に9校、県外に17校のスクールがあります。



古くなったテニスボールの寄附をされていると聞きました

 スクールでは、1コートあたり400球のテニスボールを3ヶ月に1度、新品のボールと入れ替えています。そのため3ヶ月ごとに1スクール分だけでも1,600球の古ボールが発生しています。空気は少し抜けていますが、全てを廃棄するわけではありません。ですので、格安で販売したり、初心者用の練習球として使用しています。ちなみに、初心者にとっては、新品でよく弾むボールよりも、少し空気が抜けたくらいのボールの方が打ちやすいためです。
 古ボールの再利用方法としては、机や椅子の脚にボールをつけることで、動かすときに発生する騒音を遮断したり、傷防止シートの代用品として使用しています。きっかけは、近隣の小学校からの依頼でした。補聴器をつけた児童は、自分が意図していない雑音まで拾ってしまうために、机や椅子を動かす摩擦音からくる衝撃的な騒音が、難聴児の強いストレスになっていました。そこで、脚にテニスボールを取り付けたところ騒音が大幅に緩和されたことから、小学校への古ボールの寄附が進んでいきました。
 当社の事務所でも再利用していますので、来社された方にも「こんな使い方もあるのか」と感心されることも多いです。



テニススクールならではの活動が盛んですね

 子どもたちにテニスの楽しさをもっと知ってほしいとの思いから、幼稚園や小学校でテニスの体験教室を開催しています。毎回、対象年齢やコートの広さ等、環境は様々ですが、ケガなく楽しんでもらうことを心がけて取り組んでいます。初心者でもできるように、短めのラケットと、やわらかくて飛びにくい安全なボールを使用しています。
 体験教室は、体育の授業や課外活動の時間で取り組んでいますが、スタッフの融通がききにくい放課後の時間帯や土・日・祝日で依頼されることもあります。人手が足りず希望に応えられない時もありますが、可能な範囲で、体験教室以外にも中学校へ部活動の指導に赴く等、テニスの普及に努めています。

 その他、テニスの普及を目的として国際大会である「兵庫ノアチャレンジャー大会」を三木市で開催しており、特別協賛として携わっています。地域の皆様にここまで育ててもらった恩返しの気持ちも込めて、大会期間中の10日間を入場無料で開催しています。国際レベルの試合を関西で観戦できる機会は滅多にありません。迫力のある試合が間近で見られるこの機会に、たくさんの方々、特にテニスをしたことがない方に来場していただきたいです。
 また地域物産展やテニス体験会も併せて開催していますので、もっと本大会はじめテニス界全体が盛り上がることを期待しています。


活動に対する思いとこれからの展開について教えてください

 当社のテニスコートはドームで覆われていて、外からは見えません。また会員でないと気軽に立ち寄りにくいと思います。地域に認めてもらい歓迎され、良好な関係を築くことは、社会貢献活動を継続していくために必要であると感じています。そのためにも、資金提供といった支援ではなく、コートを開放してフリーマーケットを開催したり、地元祭りに参加するといった形での地域とのつながりを大切にするように心がけています。
 これからの新たな取り組みについて、何か健康に関することで、かつ盛り上げ上手なスタッフだからこそできる社会貢献ができないか模索中です。テニスを軸にしたさらなる取り組みを積極的に展開していきたいと思います。






本日はありがとうございました。

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