記者発表資料(県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本方針)

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「県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本方針」が決まりました!

 兵庫県では、学識経験者や各界代表者からなる兵庫県県民生活審議会(三木信一会長:財団法人21世紀ひょうご創造協会理事・神戸商科大学名誉教授)の答申に基づき、この程、県民ボランタリー活動の促進のための施策を総合的かつ計画的に推進するにあたって、その基礎となる考え方を示す「県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本方針」を策定しました。

  1. 基本方針とは・・・
    1. 県民ボランタリー活動の促進等に関する条例第6条第1項の規定に基づき、県民ボランタリー活動を促進するにあたり、県の施策を総合的に展開していくための方向性を明らかにするため、知事が策定するものです。
    2. 今後の成熟社会において、本格的なボランタリーセクターを社会の中に確立するため、行政とNPO等との関係やボランタリーセクターを支援する具体的な施策展開等についてその拠り所となる基本的な考え方を示したものです。

  2. 基本方針の特徴は・・・
    1. たくさんの県民の参画を得てつくられた方針です。
      • 県が設置する審議会では初めて審議を公開しました。
      • 会議終了後に、会議資料及び議事要旨をホームページに掲載しました。
      • 県民から意見や提言を募集しました。
      • 地域県民フォーラムを県下7カ所で開催しました。
      • 22団体を対象にヒアリングを実施しました。
    2. 兵庫県県民生活審議会の臨時委員に、NPO関係者を専任し、県民ボランタリー活動の実態を踏まえながら審議を進めました。
      • 兵庫県県民生活審議会委員と臨時委員からなる検討委員会(委員数10人)を県下各地で開催しました。
      • 審議会は、1年半にわたり、その間、全体会を3回、総合政策部会を2回、検討委員会を5回開催しました。
    3. 行政がこれまでのように何でもしようということを控えるべきであるという基本的な姿勢を示した方針です。
      • 今後の分権型社会では、身近な暮らしや地域の課題を地域社会(県民、NPOなどからなるボランタリーセクター)で解決していくことが基本となってきます。
      • その結果、公的な領域と私的な領域の中間に位置する公共的領域をこれまでほぼ一手に担ってきた行政の役割が縮小され、ボランタリーセクターの担うべき役割がますます大きくなってくるでしょう。
    4. 施策を実施する際、地域の特性や個性豊かな活動に配慮し、きめ細かに展開していく必要性を明記した方針です。
      • 兵庫県内の各地域では、福祉分野だけでなく、青少年活動、まちづくり、環境の保全など多彩な分野の地域課題の解決に向けて、県民の自律的で自発的な活動である県民ボランタリー活動が繰り広げられてきました。
      • 今後、県民ボランタリー活動の促進のための施策を効果的に実施していくためには、こうした地域特性に十分配慮し、きめ細かな支援事業の展開を図っていくことが必要となります。
    基本方針の構成

    1 県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本的事項
      
    • 基本方針の生活や支援活動の範囲
        
    • 基本的考え方
    2 県民ボランタリー活動の機会の提供及び基盤の整備に関する事項
      
    • 有益な情報の提供や講習会の実施、交流の促進などの活動機会の提供
    • 調査・研究の推進、支援拠点の整備、財政支援方法の検討などの活動基盤の整備
    3 県が県民ボランタリー活動促進のための施策を実施するにあたり配慮すべき事項
    • 地域特性の配慮
    • 他府県、国、諸外国等の施策動向の配慮
    4 その他、県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する重要事項
    • 推進体制の整備
    • 時代の要請による対応(フォローアップ)

  3. 今後の展開は・・・
      基本方針に基づき、施策の総合的な推進と効果的な展開を図るため、庁内関係課室からなる「県民ボランタリー活動促進会議」を設置します。
      個々では、県民ボランタリー活動の促進にかかる施策を体系化するとともに、関係課室と情報交換・連絡調整することにより、
    1. 兵庫県の取り組みの現状を総合的に把握する。
    2. 各部局間の有機的な事業連携を図り、事業効果を高める。
    3. 県民ボランタリー活動促進のための新たな事業展開につなげる。
    ことを目的としています。


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