淡路地域県民ボランタリー活動フォーラムの主な意見

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(報告者 速水委員)
1 日時     平成11年11月28日(日)13:00〜16:30
2 場所     みくまホール(洲本市海岸通1−11−1)
3 講師等    草地委員、速水委員
4 参加者数 60名
5 意見の概要
(1)県民ボランタリー活動の機会の提供及び基盤の整備に関する事項
 @ 気運の醸成
  ● 「これからの高齢化社会においては、定年を迎えた人達がもっともっとボランティア活動に目を向けるべきだと思う。」

 A 交流の促進
  ● 「ボランタリーな活動ということは、自立、自律、自助というような態度を養っていく中で、輪というものをベースにして再構築していかなければならない。」
  ● 「ボランティア個々の活動は非常に活発にしているが、一つのことを何か一緒にやろうとしたときに横の連絡が難しい。また、ボランティア団体だけでなく、企業も一市民なので、NPO、ボランティア団体と企業も連携をとっていくという関係が成り立つようにしたい。」

 B 学校等での体験機会の提供
  ● 「トライやるウィークの例のように、何でも県下一率、一斉というのではなく、それぞれ地域の特性、子どもの特性もあるのだから、自主的に教育委員会ごとあるいは学校ごとに考えさせ、その中で日常化をめざすという活動に展開してほしい。」
  ● 「ボランティアには、いろいろな活動があるわけであるが、子供に対するボランティア活動、財政とか、そういうのは実際に活動をしていれば財政支援はあり、その点は心配ないが、子供の成長は10年、15年かかり、結果がすぐに出るものではない。また、子どもに密着した本当の指導者が集まりにくい。特に教育関係者はそういったことで地域の総合学習にもっと目を向けて、身体でもって子供にアタックしていくことが必要である。」

 C 支援拠点の整備
  ● 「グループの発会当時と同じ様な悩みが今も継続してある。ボランティアの人手不足、資金不足、場がほしい。最近、特に学校の空き教室などがあるので積極的に開放してほしいと思う。」

 D リーダーやコーディネーターの養成
  ● 「震災当時は、被災地の情報、ボランティアの情報、これをつなぐコーディネートの役割が欠落していたと思う。」


 E 財政支援方法の検討
  ● 「住んで良かったなと言ってもらえる淡路町にしていくには、一人ではできないが、そういうメンバーをつなぎ止め、活動し続けたい。そういうことで問題になっていくのは財政という部分がある。動けば、ガソリンもいるし、交通費もかかるし、1日中になると昼食を出したいと思う。息の長いボランティアを、やっぱり人がするものですから、資質の向上というか、勉強していかないといけないということもあり、両方を進めていきたいと思う。」
  ● 「物事一つに目標を立てて、それを継続していくというところで、これ位の費用は認めてほしいということを行政に内容をしっかり理解してもらい、これぐらいのことは認めてほしいと思う。」
  ● 「ボランティア活動がすごく多種多様化しており、コーディネーターの力が大変重要である。ボランティアコーディネーターの県助成を、開始後10年を経過した市町から廃止するとのことだが、何でも画一的に、10年が経過したら地に足が着いているから一人歩きせよというのではなしに、大切なものは継続しておいてほしい。」
  ● 「私としたら、ボランティアは無償でいい。それは人のためにやっているのではないというのがある。」
  ● 「阪神淡路大震災の時に、ボランティアのあり方というものについて、だいぶん議論があったと思うのですが、やはりボランティアというのは無償のものであるという学生の意見があったと思うが、私たちの意見として、やはりそういうのがあるのも事実である。」

 F 社会環境の整備
  ● 「最近、NPOとかボランティア団体と企業も一市民なので、その中で連携をとって、その中で参加したいという話があった時に、企業とギブ・アンド・テイクの関係が成り立ち、企業も、その中で見返りとか、そういう関係が成り立つのかどうか、受け入れられるのかどうかと思う。」
   
(2)その他の意見
 @ 高齢者の活用
  ● 「高齢者の活用について、単に単純労働をしてもらうのではなくて、何十年もかけて身につけたノウハウ、知識、技術があるのだから、それを生かせる知的な活用の仕方、あるいはシステムを作れば、この問題について、世界に情報発信できると思う。」



seikatsusouzouka@go.phoenix.pref.hyogo.jp



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