(報告者 吉田委員)
1 日時 平成11年12月3日(金)13:00〜15:00
2 場所 丹波の森公苑(氷上郡柏原町柏原5600)
3 講師等 吉田委員
4 参加者数 150名
5 意見の概要
(1)県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本的な事項
@ 基本方針の性格
● 「ホールの裏方をボランティアでやるというのは問題がある。ボランタリー活動で対応できる内容と対応できない内容、そういったことを行政サイドでシステムとして構築することが必要なのか、それをせず曖昧にしておくのがいいのか、ということが今後の問題になってくると考える。」
(2)県民ボランタリー活動の機会の提供及び基盤の整備に関する事項
@ 気運の醸成
● 「官も民も人手が足りないからボランティアという意識があり、その辺の意識改革をしてほしい。ボランティア自身も、人手が足りないから、ボランティアでやってあげているんだという気持ちではなくて、私たちが地域を支えている誇りをもってほしいと思う。その点についてPRしてほしい。」
● 「カナダでは、自治体が表彰制度をきっちりともっていて、何時間ボランティアした人に対して、すごい表彰が出ている。そういった表彰は、ボランティアが、がんばるきっかけになるので、そういったものを考えてほしい。」
A 交流の促進
● 「地域の活性化こそ、まちづくりではないかと考えて、できるだけ、地域の皆さんが、楽しくつながって話ができたり、いろんなものが見れたり、お手伝いできないだろうかと考えている。」
B 実務のための支援
● 「資金助成の申請手続きが煩雑なので、簡素化してほしい。」
C 支援拠点の整備
● 「活動場所としては、なかなか夜は貸してくれないところがある。」
D 財政支援方法の検討
● 「当初は、君ら(団体)は何をするのかなと思った自治体が、今、補助金を出すので頑張ってくださいという支援の仕方がでてきている。そういう形の支援の仕方をつくっていただいたら、うれしい。」
● 「事務経費は、かなりコストがかかるので、事務経費の負担について公的支援をしてほしい。どちらの協会も事務のコストを殆ど無償でやっていると思う。情報公開とか、いろんな問題でコストがかなりかかりますが、どちらの協会も通信費とか、うちの協会でもそうですが、外国との料金とか、インターネットの料金も今後は考えないといけない。」
E 社会環境の整備
● 「ボランティアグループでは、今後、いろんな問題が起きてくると思うので、その辺の問題を考えていかないといけないなと常に考えている。」
● 「ボランティアに参加するために、やはり時間が必要だと思う。企業などでは、ボランティアをどのように受け止めているのか。企業は儲けることは一番大事であるが、企業がボランティア活動に対する理解を示してもらうという方向に行かないかと感じる。ボランティアというと、どうしても年輩の人が多くなる。若い方が積極的に出ていく方向に何とかならないかと思う。」
(3)その他の意見
@ 婦人会の会員の減少
● 「婦人会は、今、過渡期で、会員の減少に悩んでおり、バブルが崩壊された頃から、若い方が、お勤めに出られたようなこともあり、若い方の入会がない。」
A 有償性・無償性の問題
● 「事務経費だとか、アドバイザー、今は私なんですけれども、時給にしたら100円か200円だろうかと思うんですけれども、電話もかけます。そういったのは、少しぐらい報われてもいいんじゃないかと思う。」
● 「ボランティアの楽しさで働きの部分はチャラでいいといったことで、今は解決している。」
● 「やはり無償と言っても、限度があって、多少有償にする方が良いと思う部分がある。無償と言っても、果たしてどこまでも無償で、皆さんの理解だけでいけるのかと感じるが、ある程度、有償的な部分があっても良いと思う。」
● 「ボランタリーというのは、それぞれの気持ちの中で行う活動なので、コストがあまりにもかかるということであれば、有償的な部分もあって良いのではないか、でも、自分たちの活動で、自主的に楽しんでするボランティアは無料であっても良いのではないかと思う。」
B ポイント制
● 「活動を行う者自身にとってもメリットを与えるため、地域のなかでボランティア活動に対する時間をポイント登録し、そのポイント数に基づいて、後日、活動者がボランティアを受ける方法も考えられる。」
seikatsusouzouka@go.phoenix.pref.hyogo.jp
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