但馬地域県民ボランタリー活動フォーラムの主な意見

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(報告者 吉田委員)
1 日時     平成11年12月7日(火)13:30〜16:00
2 場所     エイドホール(関宮町関宮633)
3 講師等    吉田委員
4 参加者数 60名
5 主な意見の概要
(1)県民ボランタリー活動の機会の提供及び基盤の整備に関する事項
 @ 気運の醸成
  ● 「男性の参加の方で、男性はやはり照れくさいという面があるということで、表では活動しにくいことがあるが、裏ではやはり男性の協力がないと、女性の方もボランティアに出ていくことができないということで、かなり大きな助けになっている。」
  ● 「若い人が活動に参加したがらないとか、男性が少ないという話やら、田舎ではどうしたら動機づけができるんだろうかなと思う。」

 A 多様なニーズに応じた講習会等の実施
  ● 「活動する場合に、活動の段取り、事務局的な役割、コーディネーター的な役割など、あまり自主的にやることにすると、会長さんか役員さんがほとんどそれにかかわらなくちゃならんようなこともあり、事務局的な役割をどこが担うか、誰が担うか、これが課題になる。」

 B 交流の促進
  ● 「今、ボランティア活動は、小さな自分たちの町だけという考え方ではなくて、町域を越して、そして、いろんな交流をもちながら、この活動を進めていくことが大事である。」

 C 学校等での体験機会の提供
  ● 「子どもさんにボランティア活動をしていただいた場合、本当に時間がかかるので、すぐに成果を求めることをせず、少しずつ繰り返すことで、理解していただいて、学校を卒業して活動をやめても、心のどこかにボランティア活動をしたということが残っているような、そういう活動をこれからも続けていくことが必要である。」
  ● 「学校での年間カリキュラムの中で、福祉教育を位置づけてほしい。」
  ● 「高齢の女性が多いので、若手の人材の育成が必要である。」
  ● 「特に子供さんの活動について、学校を通じた活動が多いので、福祉やボランティアのことをよく知っているというか、そういうことに理解のある指導者である先生が非常に重要である。」

 D 支援拠点の整備
  ● 「各地域でボランティアセンターがある。ボランティアは地域活動であるから、もっと地元で集まった方が良い。」
  ● 「小学校、中学校というと、地域の人が集まりやすく、ボランティア活動の拠点として、使用しても良いのではないか。」


 E 財政支援方法の検討
  ● 「各グループのユニフォームを自己負担でしているが、何とか県の方で少しくらい補助してほしい。」
  ● 「どこのグループでも活動費の面が少し不足しているようです。特に困っているのは旅費の面で、足がない方が多い。また、給食サービスをしている方にとっては、調理施設を修繕する費用があればと思う。」
  ● 「生きがいとして、自然の形で自分の出来る範囲でやることが無理がなくて良いと思う。組織をつくって、カチッと型にはめられると、しんどい部分もあると思う。自分たち独自の企画でやる部分もあるし、町の方から依頼を受けて、やってくれということでやるボランティアの仕事もある。田舎でやる場合は、どうしても福祉のウエィトが高くなり、やっぱり銭はいる。財政的な段取りの良い方法はないかなと思う。ボランティアコーディネーターさんの助成金がなくなるとかいうような話しもあった。」

 F 社会環境の整備
  ● 「ボランティア休暇がほしい。例えば、役場の職員とか、企業の若者たちにも要請して、そういうボランティアの体験をしてほしい。」

(2)その他の意見
 @ 有償性の問題
  ● 「美方町の例として、冬、雪下ろしをしなくてはということがある。ボランティアを有償ですることの是非、あらゆる場面でこれは出てくる問題だろうと思う。」



seikatsusouzouka@go.phoenix.pref.hyogo.jp



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