東播磨地域県民ボランタリー活動フォーラムの主な意見

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(報告者 速水委員)
1 日時     平成11年10月31日(日)13:30〜16:30
2 場所     市立加古川市青少年女性センター大会議室(加古川市加古川町北在家20)
3 講師等    速水委員
4 参加者数 48名
5 主な意見の概要
(1)県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本的な事項
  ● 「企業であったり、行政であったり、私たち市民、それらが三位一体となって、それぞれの活動、情報の公開であったり、自分たちだけの一つの約束事だけにとらわれずに、協力体制をとることが大事である。」

(2)県民ボランタリー活動の機会の提供及び基盤の整備に関する事項
 @ 気運の醸成
  ● 「ボランティアの押しつけは心が伴わないということで、やはり自然発生するということが大事であると思う。」

 A 交流の促進
  ● 「それぞれ、自分がどのように情報を持ち、それをどのように生かすか、そして、自分だけのものとせずに如何に隣近所、周りの中に生かせるかというのが、これからのきっと課題になる。」
  ● 「グループ活動において、自分たちの活動には積極的だが、自分たちの活動以外の者に対する協力がなかなか得られず、代表者が全部負わなければいけないというしんどさみたいなものがある。でも、それに対しては、みなさんに強制的でもいいから、いろんな形で実際に体験してもらうことが非常に大事であると思う。」
  ● 「グループだけでやっているとどうしても狭くなってしまうので、多くの人と交流することで、情報なり、いろんな活性化につながり、ネットワークは、やはり活動を続けていく中で必要なものである。」
  ● 「ネットワークを広げるためには、県とか国ではなくて、地域、その小さなグループから、例えば、地域の公民館などの小さな単位で、又は同じような活動をしている、あまり大きくならない範囲でのネットワークをきっちりしていくことが必要であり、そのための中継点となるコーディネーター的な役割をする人が、ボランティアだけではなく、まちづくりとか地域づくりにかかわるボランタリー活動の中で、数多く必要であると思う。」

 B 学校等での体験機会の提供
  ● 「子どもたちには、こちらからある程度きっかけというのを与えて、強制的かもしれないけれども、いろいろなことを体験してもらい、子どもたち自身が大きくなってから、その経験というのは、いつか生かされて、そこから得られるもの、やはり無関心ではいられない子どもを育てていきたいと思う。」

 C 支援拠点の整備
  ● 「地域で、拠点というか、ここへ行けば情報が集まっている、この人がいるということが大切であり、できれば、行政などの公的なところで、場所なり、人がいれば、それが生かされてネットワークが生かされていくのではないか。」

 D リーダーやコーディネーターの養成
  ● 「様々な情報の取りまとめとして、ボランティアコーディネーターが必要である。」
  ● 「地域の身近な人がコーディネーター的立場で、アドバイザーとして養成できるシステム必要である。ボランティアセンターのボランティアコーディネーターはプロフェッショナル的な存在で頼りになるが、それ以前に、隣近所で、コーディネーターだけでなく、アドバイザー的な存在も認めて、知る機会があれば良い。」
  ● 「地域の身近な人から情報を得られるシステムが必要である。」
  ● 「リーダーシップと言うか、指導者的な人がやはり育たない。折角育てたんだけれども、仕事の関係もあり、とくに若い人たちは、いろいろ他にやりたいことがでてきてしまうと、なかなか指導者として残っていただけないという点がある。」
  ● 「地域のリーダーというか、企画ができるような人が出てくるような活動団体がつくることができれば良いと思う。」

 E 財政支援方法の検討
  ● 「自発的にできうることならば無報酬で、地域社会で役立ち、人に思いやりがある、より良い活動ができれば良いと思う。」
  ● 「財政支援は、参加者からある程度の参加費という形をとったとしても、通信費で消える。個人の手弁当でやるとしても、限度というものがあるので、少し補助金があればありがたい。」

 F 社会環境の整備
  ● 「男性のボランティアの参加が得られない。社会、企業もそうですけれども、企業ボランティアというか、ボランティアしますから、この時間、僕、私、1時間抜けますということの形が、まだ認められていない。そういう意味で、企業が積極的にボランティア活動するのは、会社のイメージアップにつながるし、もっと気軽にボランティア活動ができれば良いと思う。」
  ● 「ボランティア活動での保険適用ということも書いているが、現実的にみると、保険の枠をゆるくするということも含めて、行政面からの支援がほしい。」



seikatsusouzouka@go.phoenix.pref.hyogo.jp



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