(報告者 小室部会長)
1 日時 平成11年12月10日(金)18:00〜20:00
2 場所 兵庫県県民会館11階特別会議室(神戸市中央区下山手通4−6−3)
3 講師等 小室部会長、鳥越委員、今田委員
4 参加者数 160名
5 主な意見の概要
(1)県民ボランタリー活動の促進のための施策の推進に関する基本的な事項
@ 基本方針の性格
● 「ボランタリーセクターという位置づけは、ボランタリー活動が市民権を与えられたということで、市民全体の意識を高めることに役立つと思う。」
● 「行政の果たすべき役割と、行政が担うことを控えるべき領域の明確化に配慮して作成されたことは正しい方向である。」
● 「前文が抽象的に書かれており、今の混迷の時代では、ある意味では、こういったボランタリーな方を求めるということも必要なのかなと思う。」
A 基本的な考え方
● 「地域の行政であっても、企業であっても全てが協力しあう。これは理想じゃないかなと思う。」
● 「今後、市と県との連携が大変重要になってくる。」
(2)県民ボランタリー活動の機会の提供及び基盤の整備に関する事項
@ 気運の醸成
● 「地域でのボランティア活動に対する意識の高揚が重要である。」
A 有益な情報の提供
● 「新しい活動の芽生えをサポートしてほしい。活動助成、情報提供と資金援助、どんな活動が求められているのか、どこでどんな助成がなされているのか、どこでどんな学習会や研修会があるのか、どこでどんな活動が行われているのか、そういうことを知りたいと思う。」
B 多様なニーズに応じた講習会等の実施
● 「専門性の高い知識や技術を習得するためのNPO大学事業をより一層充実してほしい。」
C 交流の促進
● 「ボランタリー活動するサロン、交流の場を提供してほしい。」
● 「情報提供の仕方、他団体とのネットワーキングで、お互いに補完できるネットワークづくりが必要である。」
D 学校等での体験機会の提供
● 「県民ボランタリー活動を促進するために必要なことは、まず意識を高めること、基本は人を自然を愛するやさしさ、そういう気持ちをもった人がいて、こういう活動ができていくわけであるから、こういう気持ちをもった人を育てるというのが大事である。」
● 「子供たちに、お年寄りや障害者など、世の中には、いろんな人がいることをボランタリー活動の体験によって、知らせることが必要である。」
E 調査研究等の推進
● 「ボランタリー活動の促進にあたって必要なこととしては、基盤整備に限定すべきである。とくに、小さい市町村や市町社協では、なかなか実施することが困難な調査とか研究体制の整備をお願いしたいと考えている。」
F 支援拠点の整備
● 「はじめてボランティアをしてみたい、何かお手伝いをしてほしいと思ったときに、どこにお願いすれば良いのか、市民の方は迷われるんじゃないかと思う。拠点の整備、窓口の整備がいるのではないか。」
● 「いろんなボランティアの窓口があってしかるべきやないかと、いろんなセンターがそれぞれ競争し、市民から、どのセンターが一番良いのか選んでいただいたら良いのかと考える。」
G 実務のための支援
● 「法律とか会計、税務等の専門的な分野の実務のための支援措置に力を入れてほしい。」
H 財政支援方法の検討
● 「行政が関わるのであれば、そこに活動資金を期待する人が出てくる。」
● 「活動団体への財政支援体制の整備を充実してほしい。」
● 「新しい活動を始めたところには、やはり資金が必要ですし、そういうところも支援していただきたいと思う。」
I 社会環境の整備
● 「企業も参加しやすいように、企業ボランティア活動に対する広報を入れてほしい。」
● 「企業で、ボランティア休暇を与えることが、促進につながっていく。」
(3) 県が県民ボランタリー活動の促進のための施策を実施するにあたり配慮すべき重要事項
@ 地域特性の配慮
● 「各地域の特性を十分に考慮を入れて、作成、あるいは運用をお願いする。」
seikatsusouzouka@go.phoenix.pref.hyogo.jp
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