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兵庫県内の社会貢献企業を紹介

多様な活動資源とノウハウを持つ「企業」の社会貢献活動を促進し、「ひょうごの地域づくり活動」の輪を一層広げていくため、県内企業による社会貢献活動の実践事例や県の支援・促進施策をご紹介します。

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地球が求めている社会貢献活動に取組んでいく

       

神戸

事業者名 富士通テン株式会社
代表者名 山中 明
設立 1972(昭和42)年10月25日
資本金 53億円
職員数 2,919名(連結:10,627名)
(平成27年3月現在)
所在地 神戸市兵庫区御所通1丁目2丁目28号
主な事業活動 インフォテインメント機器、電子制御機器、衝突安全・予防安全機器、テレマティクス機器の製造、販売
ホームページ http://www.fujitsu-ten.co.jp
掲載日 平成29年3月27日

富士通テン株式会社 
人事総務部 総務グループ長 阿部 清文 さん       
 総務グループ 総務チーム 羽生 雅昭 さん にお話しを伺いました。


どのような社会貢献活動がありますか

  音楽イベントへの協賛やチャリティーライブの開催、社会福祉団体への寄贈、六甲山や須磨海岸、通勤路の清掃活動等を行っています。活動の分野は多岐にわたり、文化・スポーツ、社会福祉、地球環境保全、青少年の育成、地域活動といったメニューがあります。私たち総務グループがボランティアの募集や企画、取りまとめ等を担当していますが、参加するボランティアスタッフは、どの分野においても固定されているわけではなく、毎回違ったメンバーでそれぞれの活動をしています。


御社の社会貢献活動への取組み体制についてどのような工夫がありますか

 社会貢献活動を計画的かつ継続的に実施していくことを目的として、平成6年5月に弊社と富士通テン労働組合が共同で「富士通テン社会貢献基金」を設立しました。この社会貢献基金は、会社・組合・従業員が企画した社会貢献活動について、地域社会と会話が十分出来ているかなどを確認し、次のような活動費用を提供しています。
 被災地への義援金。社会福祉団体への電子メトロノームや大正琴等の楽器の寄贈。その他、地域イベントでの模擬店の出店費用や社員がボランティアを行う際に加入するボランティア保険の費用も負担しています。
 また、有給休暇とは別に積立休暇を設けています。積立休暇とは、毎年5日付与され、最大20日まで繰り越し可能な休暇制度です。取得に際しての条件はありますが、公的なボランティア活動へ参加する場合には取得可能です。少しでも社会貢献に興味のある社員への一助になればよいと思います。



夏休み工作教室について教えてください

平成20年に弊社の社会貢献活動について、見直しを行った際に、福祉団体への寄贈やイベントへの協賛はしていましたが、拠点所在地域とのふれあい、ものづくりメーカーとして『ものづくりの楽しさ』を伝える活動にも力を入れようと考えました。そこで、弊社近隣にある神戸市立明親小学校に相談させていただき、夏休み工作教室を開催するようになりました。
 今年度は近隣の3校の小学生を対象に、弊社にて開催しました。4人1班に分かれて、紙コップに磁石とコイルを貼り付けてスピーカーを作成したり、弊社の音響開発センターや技術展示室の見学を行いました。
  学校で学習したことを実際に体験することで、ものづくりのノウハウや楽しさを感じてもらうと同時に、弊社に親しみをもってもらえたらよいなと思っています。  


御社の部活が行っている社会貢献活動について教えてください

 女子バレーボール部によるバレーボール教室を開催しています。社員の子どものバレーボールチームに教えに行ったことをきっかけに、選手の出身校からも「教えにきてほしい」との要望があり、それが少しずつ広がっていき、現在に至ります。平成26年には年10回バレーボール教室を開催し、約800名の方々と交流をしました。近年では、兵庫県立障害者スポーツ交流館主催「障害者バレーボールミーティング」にも参加しています。シッティングバレーボールやローリングバレーボール、ふうせんバレーボールといった様々な種目のバレーボール体験を通して、障害者スポーツの認知の向上や健常者と障がい者との交流・相互理解を目的としています。
 また軽音楽部には、部員51人が所属しており、年2~3回、チャリティーライブを開催しています。音を通じて、社会に貢献したいという思いで活動を続けており、平成18年度以降、継続して開催しています。ライブのチケット収入による収益金と募金を富士通テン社会貢献基金に寄付しており、社会福祉団体への楽器の寄贈等に役立てられています。



これからの活動への課題や抱負を教えてください

 寄贈についてですが、慣例化しているところもあるように思います。こちらからの押しつけではなく、その時々の現状に応じた本当に必要とされている物を寄贈していきたいと思っています。
 その他、現体制では、総務グループがボランティアの募集や企画、取りまとめ等をしておりますが、今後はボランティア情報の受信・発信基地として、もっと社員が自発的に活動するような体制にしていきたいと思っています。
音楽が好きな者、体力に自信がある者、阪神・淡路大震災での恩返しをしたい者、誰もが何らかの形で携われるよう、弊社の多岐にわたる活動メニューがそのきっかけになればと思っています。今後は、社員が活動を通して、より心も豊かになるような事業を展開していきたいです。




本日はありがとうございました。

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