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兵庫県内の社会貢献企業を紹介

多様な活動資源とノウハウを持つ「企業」の社会貢献活動を促進し、「ひょうごの地域づくり活動」の輪を一層広げていくため、県内企業による社会貢献活動の実践事例や県の支援・促進施策をご紹介します。

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安心・安全・快適な街づくりのために
~ドライブスクールだからできること~

       

阪神

事業者名 アスモ株式会社 尼崎ドライブスクール
代表者名 代表取締役 田中 洋一
設立 昭和33年4月
資本金 8,000万円
社員数 365名(全事業部合計)
所在地 尼崎市北初島町13番地
主な事業活動

自動車教習事業 等

ホームページ http://www.amagasaki-ds.co.jp/
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掲載日 平成28年6月10日
アスモ株式会社  
      代表取締役  田中 洋一 さん、
       教習事業部 副部長 谷本 満 さん にお話を伺いました。


SPMチャリティサマーフェスティバルについて教えてください

 安全・安心・快適な街づくりをテーマにS(safety)P(peace)M(mind)チャリティサマーフェスティバルとして市役所、警察署、消防署、高等学校等とともに、官民一体となったイベントを毎年8月に開催し、今年で12回目となります。地域の皆さんや卒業生への日頃の感謝の気持ちを込めて、尼崎ドライブスクール(以下、「あまドラ」)が地域の“安全と元気”の発信基地となることが目的です。子どもから大人まで参加者が学べて楽しめるようなショーやライブ、模擬店をしています。毎年ご好評をいただいており、いまではすっかり地域の恒例行事として定着しています。また、売上は尼崎市に交通遺児奨励支援金として寄附をしています。その他、日本赤十字社にも寄附をしています。


交通安全教室について教えてください

 尼崎市は平坦な地形のため自転車の保有率が高い地域です。自転車事故件数も多く、交通安全意識の向上を図ることを目的として、子どもからお年寄りまで地域の方を対象にそれぞれの年齢に応じた交通安全教室を実施しています。人と車の安全な関わり方について、ドライブスクールの知識や設備、機材等を駆使した交通安全教室もまた受講者からご好評をいただいております。
 近隣の幼稚園児を送迎して本校で講習会を実施するほか、尼崎市内の学校への出前講習会も実施しています。特徴としては、自動車教習所のコースを生かした模擬市街地(学校で行う場合は運動場に模擬市街地を設置)での事故再現があります。実際に大型自動車の内輪差による巻き込み事故や飛び出しによる事故の再現をしたり、運転席からの死角があることを確認する等、自ら体験することで理解を深めてもらいます。生徒の目の前で再現することで、危険であることを認識してもらい、自らが交通ルールを守る大切さを引き出す、気づいてもらう教育を目指しています。

【 交通安全講習会 】
◆親と子の交通安全教室             <対象:幼稚園児>・・・年4回
◆自転車の交通安全(講話・実技)         <対象:小学生>・・・年2回
◆交通安全社会学(自転車マナー講話・実技、自動車運転の心構え)
                               <対象:高校生>・・・年3回
◆シルバードライバー安全教育           <対象:高齢者>・・・年2回

交通安全教室を継続してく上で課題はありますか 

座学と実技の実施時間に制約があるので学校との連携が必要不可欠であり、交通安全教室をより効果的なものにするためには、学校側の理解や協力が必要だと感じています。
 自転車にほぼ全員が乗れるようになる小学3年生に対して交通安全教室を開催することが多いのですが、一学年時のみ実施するのではなく児童・生徒の発達段階に応じた一貫性のある安全教育が必要であると考えます。また各団体から実施依頼は多数寄せられていますが、あまドラには公共性と企業性の二面性があることから、そのバランスをとることが難しく、サービスの提供には人材や資金に限りがあるので、対応が難しいのが実情です。我々の活動に賛同し、ともに実施する行政や団体が増えて、連携することでもっと活動が広まることを望んでいます。


社会貢献活動を行ったことによる社内の変化を教えてください

 交通安全教育は、生涯教育として、幼児・小学生・高校生・青年・高齢者と一貫して続けるとともに、それぞれの年代の身体的機能や心理状況を十分に理解して行う必要があると考えています。また交通安全教育は、指導者の力量にも大きく左右されることから、教育に携わる者としてより専門的な知識を習得する必要があります。あまドラの職員は日本心理学会認定の「交通心理士資格」を取得して、より質の高い指導力の向上を目指しています。社会貢献活動へ参加するために、若手社員が自ら積極的に資格取得に取り組み日々自己研鑽に努めています。
 最近では「褒める教育」に注目しており、社員全員で「ほめ達!」検定3級合格を目指しています。そういった取り組みは社会貢献活動だけではなく、社内環境にも生かされるものだと思います。

今後の抱負や展開について教えてください

 (いっ)(とう)(しょう)(ぐう) (ばん)(とう)遍照(へんじょう) (一隅を照らす人がたくさん集まれば、あたりを照らし隅々まで照らすことができる集団になる。お互いの陰をも照らし、補いあう)を念頭に、地域住民一人ひとりが交通安全の意識を向上させることで、事故のない安全・安心・快適な街づくりが可能になると考えています。そのためには、あまドラが交通社会人としてのマナー教育や自動車免許取得後の安全運転を実践する人づくりまで総合的に取り組んでいきます。これからも地域の交通安全教育センターの役割を果たし、地域住民に必要とされる施設として社会に貢献していきたいと思います。




本日はありがとうございました。

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