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にしき恋

兵庫県篠山市
にしき恋

にしきに恋して みんな来い!

平成25年1月、「にしき恋」を結成。
きっかけは、神戸大学の授業『実践農学入門』の、篠山市 西紀南地区での農業体験だった。

「授業で来るだけだろう」と思われていた。
いつも温かく迎えてくれる地域の人たちに、都会にはない魅力を感じた。

「地域との関係を授業だけで終わらせず、継続して関わり続けたい」との思いから、サークルを立ち上げる。スタートラインに立ったのは7人だった。

農地を借りて「にし恋Farm」と名付けた。農家の人に教えてもらいながら、農産物の生産から販売まで手掛ける。農作業などしたことがなかったが、すごく楽しい。

神戸大学の全学部、約100人が所属し、各自が自由なペースで西紀南地区に通う。用事がない限り「週末は、篠山にいます」

農業でボランティア

土、日、祝日の朝9時に集合。地域の農家に分散し、農業ボランティアに精を出す。派遣先で頂く心づくしのお昼ご飯と「ありがとう」の一言が元気の源になる。

農具の使い方やコツを教えてもらいながら農作業を覚えて、後輩たちに伝えていく。「学んだことを、実際の経験とリンクさせると知識が一層深まります」

黒豆マイスター・山本博一さんの作業場で黒豆の枝を同じ長さに整え、束ねる。「年上の人と話す機会が多くなったので、コミュニケーション力が身についたと思う」

農業組合法人・たぶち農園の社員は「いつも黙々と仕事をしているので、学生が来てくれるといろんな話ができて楽しい」と言ってくれる。

冬から春にかけて、地域の里山の雑木整理などをお手伝い。竹の異常増殖を防ぐために筍掘りをしたり、切った竹を畑の支柱にするなど、資源として活用する。

地域との交流

“透さん”は、学生たちと農家を結ぶ大切なパイプ役を担ってくれる良き理解者であり、相談相手。「住民は活力や労働力だけでなく、アイデアをもらった」

神社の祭礼で神輿を担ぐ。納涼祭やバレーボール大会などのイベントにも声をかけてもらう。住民の一員として地域に溶けこめることが嬉しい。

丹波篠山味まつりに参加。制限時間内にどれだけの黒枝豆の鞘を枝からもげるかというゲームを展開した。

篠山市立西紀南小学校6年生のふるさと学習で、交流学習会に参加し、ともに学んだ。筏づくりやパイ投げなど、楽しい交流が続いている。

日頃お世話になっている西紀南地区の皆さんとの交流会。「農作業後の体の疲労が心地よく感じられるのは、いつも笑顔で迎えてくれる農家さんのおかげ」

地域との交流

丹波産の黒豆を使ったスイーツを企画するプロジェクト「スイーツP」。まちのイベントなどで販売される。

10月11日、にし恋Farmにメンバーの家族を招いて黒豆収穫祭を開いた。長崎から夜行バスに乗って駆け付けた家族もいる。

家族に活動内容を知ってもらう「活動報告会」。子どもたちの心づくしの昼食に舌鼓を打ち「新しいふるさとを得た姿に安心と喜びを感じた」

「にしき恋」は、3年目を迎えた。初代のポロシャツは、紺(左から4番目)。2代目はオレンジ。今年度は紺に戻った。パーカーも作った。

「農業は、人が生きていくために必要だ。守っていかなくてはいけない」これからも篠山で活動を続け、後輩たちにつないでいきたい。

グループ紹介

神戸大学篠山フィールドステーション(FS)では、主に「地域共同研究」、「地域交流活動」、「相談・情報発信活動」と、3つの活動を実施しており、地域交流活動の一環として、篠山市における学生活動の現地支援を行っている。
神戸大学農学部の『実践農学入門』の授業で、篠山の農家で実習をした学生たちが、授業終了後、農家との関わりを続けたいと思った事がきっかけとなり、地域密着型のサークルがこれまでに5団体設立された。現在活動する学生団体は4つあり、「にしき恋」は、平成25年、西紀南地区で誕生。西紀南地区まちづくり協議会を窓口に、毎週末と祝日、農業ボランティアや祭礼への参加、小学校との交流などをしている。
約100人のメンバーは、まちづくり協議会の施設「みなみ・ほっと・サロン」を活動拠点に、各自が自由なペースで通っている。

神戸大学篠山フィールドステーション

神戸大学篠山フィールドステーション

平成19年、神戸大学大学院農学研究科発祥の地である篠山市との全学部を対象とした協定の締結により、地域連携の活動拠点として開設された。大学と地域をつなぐ窓口になっている。

「丹波篠山あじまつり」での篠山FS出店ブース

「丹波篠山あじまつり」での篠山FS出店ブース

清野未恵子さん(神戸大学人間発達環境学研究科特命助教(9月末までFSスタッフ)・左から2人目)、FSスタッフの高田晋史さん(左から3人目)は、学生たちの地域活動を支えている。

「にしき恋」の新入生歓迎「泥リンピック」

「にしき恋」の新入生歓迎「泥リンピック」

毎年春に新しいメンバーが加わり、先輩から後輩へ、地域活動のバトンが渡される。学生の視点で地域資源の価値を再発見し、アイデア提供などを通じて地域にさらに貢献していきたい。

神戸大学篠山フィールドステーションの学生活動団体(「にしき恋」を除く)

【ささやまファン倶楽部】

南条営農組合を受け入れ窓口に、月1~2回、里山整備やイベントの運営・企画等を行っている。

【ユース六篠】

4年前から福住地区まちづくり協議会と連携して、まちづくり計画の実行部隊として活動している。(H26年度まで活動・現在休止中)

【はたもり】

地区の伝統行事・はた祭りの曳き手や担ぎ手として祭りの参加を中心に活動している。

【日置サンセット12】

今年から活動を始めた新しい団体。神社の歴史学習、資料収集をして、日置地区の祭礼に参加している。

応援メッセージ

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