兵庫県立西脇高等学校兵庫県西脇市

先染織物 染色が魅せる色の世界

 織物は、たての糸とよこの糸を織り交ぜて一枚の布になる。特に、織物の中でも先染織物である播州織は使用される糸の色次第で出来上がりの布の印象が変わる。先染め織物の特徴について、ここでは3つ紹介したい。
まず一つ目は、色の耐久性である。私たちがよくお店で目にする既製服の布は、糸を布の状態にしてから色を付けたり模様や柄を付けた生地が多く、一見奥行きのない平らな生地に見える。しかし、糸一本一本にしっかり色がついている播州織は、色落ちが少なく長持ちする。例えば、小学校のころに使っていた巾着が色落ちし、買い換えた経験があると思う。しかし、この播州織では糸自体に色がついているので、色落ちが少なく長く使用できる。
二つ目は、自在に変えられる柄である。播州織の柄といえばチェックがまず第一に挙がるが、実はチェックだけではなく、織り方を変えることによって水玉やハートなどの模様や柄も織ることができる。また、顧客からの注文どおりの色が出せるという所も、この織物の強みである。

いろんな柄の播州織

 三つ目は、発色の良さである。先染は難しく時間がかかるが、産地の高い技術を持つ職人によって糸自体が染色されているため、深みがある色合いになる。多彩でどこか懐かしい独特な色合いを表現できる織物は、播州織だけだと考える。最近では、色々な人から新たな播州織のイラスト案を集め、それを元に柄を作るという取り組みも行われている。

先染めされた糸

 私たちは実際に播州織を使って、小物や服を製作する機会がたくさんある。播州織はチェック柄が多く、裁断や縫製をする際に布のゆがみがすぐにわかるので、正確にまっすぐに切ることができる。直線縫いがしやすく、印をつける必要もないので、きれいに仕上げることができる。

裁断しやすい例

 きれいな色を出すためには染色される糸も重要である。とくに撚糸(ねんし)と呼ばれる工程について、次に説明したいと思う。

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