すごいすと取材記

NPO法人 姫路コンベンションサポート玉田恵美 さん(48) 兵庫県姫路市

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失敗からしか学びはない

「周りの人から『やる前から失敗するってわかっていた』と言われることでも、自分でやってみないと『あ、これは失敗だ』とか『やるんじゃなかった』って気がつかないんです。」と笑う玉田さん。
「NPO法人を作ったら何とかなると思っていたんです。でも、法人にしたら電気代も水道代も人件費も稼がなくちゃいけない。何ともならなかった。」
特に印象深い一つが、最初に手がけたアンテナショップ。
「忙しくなればなるほど、人件費も固定費も設備費も配送料もかかるのに、全然気が付いていなくて全然うまくいかなかったんです。」
スタッフが次々に辞めていく辛い体験もした。そんな試行錯誤と失敗を重ねた結果、泣く泣く閉めることになったショップだったが、そんな失敗の中から玉田さんは大きなものを得たことに気づく。人との縁だ。

最初に手がけたアンテナショップ「週末元町マルシェ」のオープン当日。県内各地から直送された野菜や加工品が販売され大勢の人たちが訪れました。

「そのショップがご縁で週末元町マルシェ(*)の運営に関わることができ、さらに現在、姫路駅前で運営している宍粟市のアンテナショップ「きてーな宍粟」に広がっていきました。地域と地域、山間部と都市部をつなぐことで、一年間で2倍の売上を生み出すほど姫路駅前の活性化に貢献できました。また『休耕田をもう一回耕そうと思う』という生産者さんたちも現れ、地域おこしにつながるきっかけにもなっているんです。」

ふるさと宍粟PR館 『きてーな宍粟』では、生鮮品や加工品の販売の他、観光PRなどスタッフと観光客のコミュニケーションも大切にしている。

17年間の積み重ねの中、圧倒的に多いのは成功よりも失敗体験。そして、起業当初に出会った人たちをはじめ、イベントや日々の事業活動、劇団運営に関わり続けた人たちとのご縁の数。
失敗の数だけ得た成功へのノウハウと人とのつながりを手に、玉田さんはこれからも、まちを元気にしたい人たちを全力で応援し続ける。

*「週末元町マルシェ」:神戸元町商店街で兵庫県内の小規模集落の野菜や加工品、情報を発信するアンテナショップ「元町マルシェ」の前身

(公開日:H30.10.25)

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