すごいすと取材記

人形芝居えびす座武地秀実 さん(60) 兵庫県

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西宮には宝が収まる

復興のシンボルとして、全国から注目される常設の芝居小屋(戎座人形芝居館)を開設した商店街だったが、土地所有者の都合で6年目で小屋を閉めざると得なかった。ふれあいの場としての活動拠点を失いかけたが、西宮神社の申し出で、社務所を使わせてもらうことになり、神社の祭りの他、毎月10日に境内で人形芝居を上演することになった。まずは市民に知ってもらわなければと、囃子方らと市内の小中高等学校や福祉施設で上演し、国際交流や地域のイベントなどに積極的に参加した。また、海外からの評判も必要と、2011年から三度フランスでの国際人形劇フェスティバルに参加し、今年の2月にはカンボジアでも演じた。


えびす舞は、復興のシンボルから、本来の庶民のための舞として定着し始めている。阪神人形劇連絡協議会の事務局長である頼田稔さん(71)は「武地さんのまっすぐな人柄をもとに、周囲に信頼を得て活動が広がっているように感じます。学生を巻き込むなど、新たな挑戦をすることで、地域がどんどん活気づいています。持ち前のチャレンジ精神を大切に、これからも活躍してほしいと思います。」と期待している。

活動開始から10周年を迎えた「人形芝芝居えびす座」。今後は、次世代に復活した伝統芸を継承するため、地域全体を巻き込んで、何代も西宮で暮らしてきた人たちと新たに西宮に住まうようになった人たちをつなぎ、それぞれにとっての「ふるさと」や「地元」の原風景になってくれたら・・・と。武地さんは、今後、えびすかきを「誇らしい」、「ありがたい」西宮を代表する伝統芸能として、観光資源とするべく、さらなる学びを深めていこうとしている。

(公開日:H28.10.25)

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