すごいすと取材記

人形芝居えびす座武地秀実 さん(60) 兵庫県

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震災で変わった情報提供の意味、商店街との縁

既に編集長を任され、ライターとしても、人との縁で始めたイベントプロデューサーとしても仕事が充実していた時、阪神・淡路大震災が起こった。今までも、地域に必要とされる情報発信をしてきたが、震災を機に、より今の暮らしに必要な記事、例えば、仮設住宅のこの場所で水が出るといった日々の生活に必要な情報を発信するようになった。

全壊した中央商店街

震災から2か月後、取材で知り合った妙心寺派の寺の住職と「Memorial 95117」という団体を結成。そこで震災を後世に伝えるために手記を出版することになり、編集を引き受けた。一通一通届く原稿を前に、書かれた人が選んだ言葉をそのまま載せるべきと感じ、誤字のみを訂正し掲載することに。そして震災の一年後、「阪神大震災220人の証言『街がかわった 心がかわった』」が完成。貴重な震災の資料となった。

そんな中、情報紙のクライアントから「商店街が元気で商売していることを発信してほしい」と頼まれ、アーケードを利用してフリーマーケットを企画、3年間ほぼ毎月1回実施した。イベントをプロデュースする際の方向性が、絆や助け合いといった共存共栄をテーマに、地域と地域を繋ぐふるさと祭りや大道芸まつりといった市民参加型へと変容したのだった。

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兵庫県 県民生活課 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 電話 078-341-7711(代表)