すごいすと取材記

子どもの遊び場を考える会赤とんぼ代表森正枝 さん(59) 兵庫県

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西播磨みんなで変わろう

そんな森さんも今では龍野町小宅地区婦人会会長や、西播磨の地域活動促進を目指す西播磨元気プロジェクトの代表を務める。

子どもの活動に身を置く上で、初めは自身が暮らすたつの市しか見ていなかったと話す。

その視野が広がり、西播磨全体の活性化に携わるきっかけをもたらしたのが、県のビジョン委員として西播磨の他地域の委員らとともに取り組んだ、西播磨の子育て支援情報誌『わっ!と西播磨』の企画と発行だった。

特集を組むために情報収集をする中で、同じ子育て支援のプログラムであっても、ある市では取り組みがあるのに、他の市では行われていないという温度差があることを知る。そうした支援制度の差を知り、情報誌の中で比較されることで行政が見直すための促しになればいいと、考えるようになる。

そんなきっかけから自分の地域だけでなく、西播磨全体でより良く変わっていきたいという方向性が森さんの中に生まれたという。

出る杭大会開催風景

さらにその思いが大きくなり、今、森さんは西播磨元気プロジェクトの代表としての活動を進める。

特に意欲的に取り組むのが「出る杭大会」。「出すぎた杭は、根付き芽吹く」をスローガンに、西播磨地域で活動を行う団体、個人の発表の場をつくろうと始まった大会。

ブースやプレゼンテーションを通じて、学生やボランティア団体などが日頃の活動内容をアピールし、大賞や元気プロジェクト賞などが贈られる。平成25年4月で第12回を数える。今回は約2万4千人の来場者があった。

第11回大会から西播磨元気プロジェクトとして、開催を引き継いだ森さん。年に1回の大会を開催するだけで終わってしまうのはもったいないと考え、お互いが切磋琢磨できる地域のネットワークを構築しようと、受賞者同士の交流会議や育成講座の開催を決めた。

「大会には48の団体がエントリーした。その中で大賞を取るぐらいの活動を行える団体は、その手法をオープンにしていただき、西播磨全体が盛り上がっていくように協力してほしい」と意気込みを語る。

子どもが少なくなれば、必然的に子ども同士の関わりが減り、人格形成にも少なからず影響がある。そういった意味でもまちの活性化は不可欠なのだ。こうして森さんは、新たにまちづくりや地域活動といった分野でも活躍を広げている。

出る杭大会表彰式

子どもの心

子どもの時の楽しい思い出は、空のきらめきや風の温度といった、そこでの情景とともに子どもに刻み込まれる。森さんの夢はプレーパークがそうした記憶の中に残り続けること。

森さんが大切にしていることは「子どもの心」。生涯のテーマでもあるという。

活動の中でいつも想いをはせるのは、子どもが行動を起こす手前で、その子の中に必ず起きている、心の動きだそうだ。

そして森さんはその心の動きに寄り添わせるようにして、プレーパークを続ける。

「心を育てる、心を満たす、そして子どもの心を持って」森さんは活動を続けていく。

子どもの心

 

(公開日:H25.9.25)

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兵庫県 県民生活課 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 電話 078-341-7711(代表)