すごいすと取材記

NPO法人 たじま海の学校 副代表今井ひろこ さん(46) 兵庫県

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香住の海に魅せられて

大阪の大学を卒業後、大手化学メーカーに就職した今井ひろこさんは、研究員として加古郡播磨町で働いていた。精密化学品の研究に没頭する日々が続く中、仕事から離れて気持ちを解放させてくれるのは、趣味のダイビングだった。

ほぼ毎週末、明石市内の住まいから和歌山の海に通っていた今井さんは、ある時、後に夫となる学さんが経営するダイビングスクールのインストラクター募集広告を見つけ、県内にも潜れるスポットがあることを知る。それ以来、週末の行先は和歌山から香美町へと変わった。

潜る回数を重ねる度に、透明度の高い香美町の海の美しさに魅かれるようになった今井さん。平成16年秋の豊岡水害による海岸漂着物の清掃活動がきっかけとなって、その美しい海を守り、次世代に引き継ぐ活動を行うようになった。こうして、趣味として始めたダイビングから環境教育活動へと、今井さんの軸足が移っていった。

写真:拡声器を手に説明をする今井さん

海岸清掃活動を行う今井さん。左隣が学さん

平成19年、海の清掃や磯観察教室などを通じて、自然環境保全や環境教育活動を行うNPO法人「たじま海の学校」を学さんと共に立ち上げる。その翌年、学さんと結婚し、17年間勤めた会社を退職して香美町に移住した今井さんは、インストラクターをしながら、同法人の運営に本格的に取り組むだけでなく、人手不足から夫の実家である民宿も手伝うこととなった。

写真:スキューバダイビングで海中のゴミを集める

ビーチクリーン 海中の清掃作業

写真:子ども達に海で拾ったゴミを見せている

たじま海の学校 環境学習の様子

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