株式会社クボタ

 尼崎市浜1−1−1

 製造(農業機械)

eプロジェクト(耕作放棄地の再生と子ども達への食育支援)でまちに元気を取り戻している


株式会社クボタ_活動分野 株式会社クボタ_写真
小学生の農業体験

■活動内容:トータルな農業支援で環境教育と食育に貢献

耕作放棄地の再生活動を行っています。2008年から2009年までの2年間、丹波市市島町下竹田樽井地区の農地再生に取り組みました。当地域の有志15人で結成された「樽井育農会」と当社の担当者とで作付計画(牧草地に再生)と作業予定表を作成し、12月から作業を開始しました。9月には牧草とコスモスが立派に育ちました。当社としては、2年間の支援の後は、地域が主体となって作付してもらう事を目指しています。


また、小学生の農業体験を支援しています。神戸市立湊山小学校では、5年生が神戸市西区木津地区での稲刈りを体験しました。近隣の小学校4校も参加し、大人数での体験学習となりました。脱穀作業は当社のコンバインで行い、わらの処理も生徒達で行いました。三田市立松が丘小学校では、5年生が春から秋にかけて田植え、稲刈りを行いました。歴史収蔵センターの担当者と当社担当者が昔と現在の方法の違いを農機具など(千歯こき、コンバイン等)を例に説明し、農家の方々の苦労を学びました。

豊岡市立小坂小学校では、5年生が「コウノトリ育む農法」で田植えを行いました。農薬を通常より50%抑えることができました。収穫日は稲刈り体験を行い、当社は稲刈り機械で生徒達の稲刈り作業の手伝い、機械の説明、また試乗体験を行いました。

豊岡市立新田小学校では、5年生が「コウノトリ育む農法」で栽培した米の手植え、カマでの稲刈り等の農作業を体験し、収穫祭を行いました。収穫祭当日は当社担当者が「お米のできるまで」を説明した後で、自分たちで栽培したコウノトリ米でおにぎりを作り試食をしました。なお、当校は、「人・自然・命のつながりから学ぶ子を目指して」と題した活動を行い2009年「学校自慢エコ大賞」を受賞しています。


■社会貢献活動への思い

農業機械メーカーとしてできることで、社会貢献活動に結びつくことを見出して支援していきたい、そしてそれを見出すためには、地元に密着していることが大事であると考えています。


耕作放棄地再生支援の兵庫県での取り組みは、2009年度を持ちましてとりあえず完了しました。今後は全国展開をしていく予定です。また、あわせて農業体験を行い、子ども達にもっとお米を食べて欲しい。それを通して、自分の食べているものを大切にする情操教育にも繋げていきたいと考えています。


■効果(やって良かった!)、今後に向けて

小学生の農業体験では、子ども達から学ぶことが多く従業員の社会貢献に対する意識の向上に繋がりました。例えば、「コンバインで刈り取ると早いけど、雑にならないか。手でやる作業は大変だけど、大切だと思う」という感想がありました。まさに目からウロコです!人間の作業を楽にするために機械化を進めてきましたが、子どもの感想から、米作り文化の大切さを忘れてはいけないと感じています。また、2年間で農地再生のプロジェクトは終了しましたが、「樽井育農会」では有機野菜の栽培や用途の広い菜種栽培も検討したい。都市の農業愛好家との交流も図りたい"と意欲的です。


<担当者の声>

<社員等へのサポート>

<地域との関わり>

「元気農業」をスローガンに日本の農業を応援し、2008年からはの5つのテーマで「クボタeプロジェクト」をスタートしました。

ワークライフバランスや健康維持の観点から、弾力的な働き方の制度を導入しています。

2010年7月11日(日)に、全国一斉に当社グループの社員がボランティアで清掃活動を行い、兵庫県を含む近畿地区では1,600名が参加しました。


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