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兵庫県内の社会貢献企業を紹介

多様な活動資源とノウハウを持つ「企業」の社会貢献活動を促進し、「ひょうごの地域づくり活動」の輪を一層広げていくため、県内企業による社会貢献活動の実践事例や県の支援・促進施策をご紹介します。

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自然環境と共生し オンリーワン技術で世界をリードする
~社員、家族、地域がともに栄える取り組みを~

       

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事業者名 タテホ化学工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 北野 泰典
設立 1966年8月13日
資本金 450百万円
社員数 380名(連結)
所在地 赤穂市加里屋字加藤974番地
主な事業活動

化成品事業、電融品事業、セラミック事業

単結晶事業、難燃剤事業、サプリメント事業
ホームページ

http://www.tateho.co.jp/index.html
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掲載日 平成28年5月9日
(更新日:平成29年2月9日)

タテホ化学工業株式会社 
 総務部長      高浜 準人 さん、
 総務部 総務課長 濱野 仁美 さんにお話を伺いました。

タテホ化学工業株式会社について教えてください。

 まず、“タテホ”という社名についてご説明します。 
 昔は赤穂城の周辺に立秋の頃になると蓼(たで)が咲き乱れていました。その蓼が赤い穂をつけることにちなみ、赤穂という地名が生まれました。あかあかと野に燃える“蓼の穂(たでのほ)”のように会社が栄えることを願い、“タテホ”を社名にしました。今年で50周年の節目を迎えます。

弊社が生産している酸化マグネシウムは、海水から食塩を採取し、分離された苦汁(にがり)を活用するなど、塩業が盛んなここ赤穂の恵みを受けています。
 酸化マグネシウムは我々の生活に馴染みのないものと一見思いがちですが、耐熱性・電気絶縁性・熱伝導性が高いのが特徴であり、一例を挙げるとホットプレート等の家電製品に使用されています。ホットプレートの裏側の黒く細い金属管(電気ヒーター)の中には、電熱線のまわりに粉末状の酸化マグネシウムが充填されています。この構造により、熱伝導性を保ちながら漏電を防止するなど、酸化マグネシウムの特徴が活かされています。


さて、そんな化学系企業が佐用町とふるさと交流を実施されているとお聞きしました。きっかけや内容について教えてください。

 弊社の側を流れる千種川の上流にある佐用町とふるさと交流を実施しています。
 きっかけは、平成24年7月、過疎化や高齢化の進む農山村地域と企業が連携してふるさとを盛り上げようと「ひょうご企業と農山村のふるさとづくり」に取り組む西播磨県民局光都農業改良普及センターからの呼びかけに遡ります。同じ西播磨地域に属する佐用町の農山村の活性化は重要であり、また弊社の行動指針の一つである「社員、家族、地域がともに栄える」にもありますように、農山村の活性化活動を通じて社員の活性化にもつながればと考え、平成25年2月から交流活動をスタートしました。
 佐用町「さよう桃源郷プロジェクト」と名付けられたこの事業のなかで、弊社は佐用町豊福集落と連携・交流をスタート。社員、家族が年に5回程度、桃の木の植樹やスイートコーンの定植・収穫、サツマイモ掘り、合間の草刈りや桃の柵の設置のほか、ふるさと祭りにも参加しています。
 地域の方々との交流は、どうすれば人が喜んでくれるのか、納得してくれるのかなど、自分自身を見つめ直す良い機会となっています。普段は接することが少ない地域の人たちとのふれあいを大切に末永く交流していきます。


 社員による出前授業は化学系企業ならではの活動ですね。


 弊社では、毎年、本社近くの赤穂市立城西小学校の4年生と、有年工場近くの同市立有年小学校の4、5年生を対象に出前授業を行っています。
 弊社から、若手技術者が4、5名訪問し、板状の酸化マグネシウム単結晶に直接バーナーの炎を当てても全く変形しないほど耐熱性が高いことや、前述のホットプレートの中にある電気ヒーター部分を児童の手で分解してもらい、絶縁体として使われている粉末状の酸化マグネシウムを見てもらうなど、酸化マグネシウムの特徴・用途について実験を交えて紹介。
 子ども達に自分たちの暮らしのなかにある酸化マグネシウムについて、実験を交えながら勉強してもらうことで、理科への興味を深めてもらっています。
 社員も子ども達の歓声・笑顔がその後の仕事への意欲につながり、自分たちの会社の役割・仕事を見つめ直す機会となっています。今後も子ども達の笑顔を大切にしていきたいと思っています。

今後の取り組みの方向性について教えてください。

 これまで弊社の生産する酸化マグネシウムは工業向けの製品が多かったのですが、数年前から一般消費者向けのサプリメント事業にも参入しました。これからもオンリーワン技術で人類に地球に貢献できる工業製品、民生製品を生み出し、世界をリードしていきます。
また、佐用町とのふるさと交流事業についても、ももの木のオーナー制度や棚田オーナー制度など新たな計画を模索しながら継続するとともに、地元で開催される赤穂シティマラソン大会に社員が給水やランナーの誘導のボランティアとして参加するなど、社会貢献活動の分野においても赤穂で生まれ育った企業として関わっていきたいと思っています。


本日はありがとうございました。

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