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ネットワーク134号 丹波

グループの紹介
 
丹波市青垣町

子どもたちと一緒に「梅花藻(バイカモ)」を再生させよう

(一財)神楽自治振興会 副理事長 足立徳行さん
 昔、神楽地区の川には白梅のような花をつける梅花藻が群生していました。それが水温上昇による環境の変化で激減。さらに平成十六年の台風二十三号で全滅してしまいました。こうした中、神楽小学校では環境学習でビオトープをつくり、再生に取り組んできました。
 昨年、自治会有志が、湧水の出る清水川の川底改修と苗の植え付けをしました。秋には見事に群生したのですが、今年六月の渇水で枯れてしまったのです。何とか、再チャレンジをと桧倉自治会、神楽小の児童・家族と振興会が一緒に「ひょうごっ子・ふるさと塾事業」として活動することになりました。
 まずは環境学習に取り組む三年生の親子活動で、七月に川の清掃活動と水生生物調査、苗の植え付けをしました。そして八月もさらに苗の植え付け。これは全校児童に参加を呼びかけました。日頃から、振興会のメンバーが小学校で地元環境保全の話をする機会をいただいていますので、児童たちは活動に積極的ですし保護者もとても協力的です。次は十一月、水面いっぱいに広がるであろう梅花観賞会に向けて準備中です。
 
この活動を通じて、将来の神楽を担う子どもたちに、自然環境の豊かさと地域のつながりの大切さを体感してもらえればと願っています。

水生生物調査
熱心に地元講師の話を聞いています
苗が流れないように
石にくくりつけて川底に沈めます

                                    ○問い合わせ先
                         (一財)神楽自治振興会
                          電話 0795(87)5808