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ネットワーク134号 淡路

グループの紹介
 
洲本市
食の安全安心・医食同源を次世代に伝えるために

五色OFG 体験担当  笹田 美次さん

  五色OFG(オーガニックファーマーグループ)は、天の恵みと大地の力を受けて、仲間十五名で環境に優しい循環型農業に取り組んでいます。私たちが今あるのは、ご先祖や先輩たちが守ってくれた水、大地をはじめ自然環境を受け継ぎ生計を営んでいるからです。OFGは、いかに環境を破壊しないよう農業を営むか、また、次世代にいかに伝えるかを話し合い、食の安全安心・医食同源を基盤として、今年は鮎原小学校五年生四十四名と田植え・鴨の放鳥・水生動物の調査・稲刈り・収穫祭を計画しました。
 お米の一生・合鴨の役目・鴨を放鳥している田としていない田の水生生物の数の違いを学びます。田植え後、生後五日目の合鴨を恐る恐る放鳥しましたが、放鳥した鴨の中から本能的にリーダーが生まれ仲間を守ります。知らない人が来たら仲間に危険を知らせ、リーダーの指示があるまで行動しません。もの言わぬ鳥でも仲間をガードするのだから、子どもたちは鴨から労わる気持ちを学びます。
 農薬や化学肥料を酷使するとCO2による大気汚染が生じ、食の安全も危ぶまれ、知らぬ間に体に影響が出ることもあります。循環型農業は、農薬化学肥料を使用しないで環境維持に寄与していることを伝えています。小さな行動ですが、体験を通じて大人の話を聞いて【そうなんだ】と感じてほしいと思います。

生後5日目の合鴨の雛を田に放鳥

鎌を使って稲刈り体験
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                         五色OFG事務局
                                     電話 0799−32−0259