姫路市
“ふるさとの原風景再生プロジェクト”太市の郷 |
太市の郷 代表 崎谷 久義さん |
播磨の地で太市と言えば「筍の!」と、返ってきます。そんな代名詞を持つ風情ある土地柄を、私たちは誇りに想い大切に守り繋いできました。
しかし今では農の不採算などの要因で放置される竹林が増え、疲弊した里山景観を醸しています。荒廃した竹薮は不法投棄や筍盗掘、獣害を誘発。それらは里に暮らす人たちの気持ちを萎えさせます。
これまで地域の発展とは、そこに都市的な要素が付け加えられていくことだと考えてきました。営々と耕作管理を続けた美しい竹林や田園風景も、直接には経済的な価値を生まない。美観を機軸にしても里の住人には利害得失の網の外です。
しかし今の成熟社会で最も必要な要素は、多様な自然資源の恩恵をいかに持続的に享受できるか。人が生きる上で食糧が満たされることが最大の安心です。またそのような環境が整備できているのを確認できて心が和むもの。効率や経済論理のみでつくられた品物は全て道具に過ぎません。
私たちは、地区の自然環境と農ある産業の背後にある里山保全をテーマにした地域づくりに取り組んでいます。また「田んぼの学校」事業などを通して、次代を担う子どもたちが郷里に誇りと愛着をもって育つことが何より大切との思いで活動しています。
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こんなに大きくなったよ!若竹の生長を観察 |
ボランティアの方も多数参加!竹林客土入れ |
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○問い合わせ先 太市の郷
電話 079(269)0707 |
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