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ネットワーク130号 淡路

グループの紹介
 
洲本市
視点を変えれば新たな価値が生まれてくるー地域ブランド化ー
納連合町内会 会長 狩野 揮史さん
 戦後しばらくして発足した納連合町内会。
 従来の町内会活動に加え「環境」を意識し住民自らが行動を起こす取り組みが近年盛んになっています。
 特に、2010年に町内を流れる奥畑川を学習の場として子ども達と共に学んだ水生生物の環境学習がきっかけとなり、不法投棄撲滅を目指そうという地域協定を結ぶまで地元は盛りあがり、市長、県民局長を地元に招いて盛大に締結式を執り行いました。
 東日本大震災の3.11以降においては自粛ムードが漂う中、逆に元気づけようと春祭りを開催し子ども神輿を出して義援金集めを兼ね町内巡行を行いました。
 また、この大震災を契機に節電が大きなテーマとなり、地域ぐるみで省エネライフスタイルの実践を行うため、各家庭に応じた対策を提案してくれる「うちエコ診断」を地域ぐるみで受けて節電を実践するとともに、「納エコ通信(エコライフのすすめ)」の発行も行っています。
 今後は、あわじ環境未来島構想と呼吸を合わせ市民ファンドによる太陽光発電も視野に入れ設置を検討しています。
 小さな町内会の大きな人の輪、地域から始まる地域こそ淡路島を変えゆく現場であることを行動を持って示し環境で地域のブランド化を推進していきます。

みんなで学んだ水生生物の環境学習 エコライフの「うちエコ診断」
○問い合わせ先
 納連合町内会
 電話 0799(22)5969
メールアドレス yumenet@sumoto.gr.jp
 
南あわじ市
楽しい諭鶴羽山登山 〜諭鶴羽山登山の魅力発信〜
諭鶴羽古道を守る会 会長 林 和幸さん
 諭鶴羽山は、淡路最高峰の山です。この諭鶴羽山には、諭鶴羽古道という登山道があります。古く信仰の道として、地域の生活の道として活用してきました。しかし、昭和40年代、諭鶴羽山に車道が開通すると歩く人も少なくなり、さらに、手入れする地域の方々の高齢化もあり、荒れていく一方でした。
 そこで、平成17年に諭鶴羽古道を守る会を発足させ活動を開始しました。活動を続けるうちに人の輪が広がり、活動の中味も広がっていきました。
 一番中心となる活動は、年に2回の古道の清掃・整備です。樹木の枝切りなどを行って景観を保ち、古道の危険な箇所にロープをはったりして登山者の安全を確保しています。
 二つめには、諭鶴羽山の魅力を紹介する広報活動です。パンフレット「諭鶴羽古道」と「楽しい!諭鶴羽山登山」を発行し、諭鶴羽山の魅力を発信しています 。
 三つめには、行事の開催です。山開き登山等を実施し、山開き登山では2回目となった昨年は約130名の参加者があり盛況でした。
 今後も、活動の幅を広げ、多くの人に四季折々の自然を楽しんでいただけるように取り組むとともに、地域の振興・活性化に寄与したいと考えています。

諭鶴羽古道の清掃・整備 山開き登山
○問い合わせ先
諭鶴羽古道を守る会事務局
 電話 090(3990)5334