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ネットワーク128号 丹波

グループの紹介
 
篠山市
地域と学校の絆を深めて安心・安全のまちづくり
西紀中地区里づくり振興会 事務局長 赤穂 利和さん
 篠山市立西紀小学校区にある当振興会は、自治会長会をはじめとする21の団体からなるまちづくり協議会です。三つある部会のひとつ「安心・安全部会」で、阪神・淡路大震災のメモリアルに小学校と連携して防災訓練を行って3年経ちます。今年1月18日に地域・保護者を含め130名、児童・学校職員などを合わせて約250名の訓練を実施しました。児童の引き渡し、小学校に隣接する2自治会の避難訓練、煙体験、消火訓練、非常食の配給とプログラムも充実させました。小学校もこの日を参観日に設定し、保護者へ参加の呼びかけをしてくれています。
 ただ、平日実施なので避難訓練への参加が難しいのが現状です。今後は単位自治会ごとに休日等に実施してもらえるよう、相談に乗っていこうと思っています。東日本のような大きな災害がいつ起こるともしれません。普段から地域の連携を強め、繰り返し訓練することが課題です。住民の意識を高めるために「いのちを守る安心・安全マップ」を作り、昨年各戸に配布しました。また、地域の名所・旧跡を知る「ふるさとマップ」も作りました。地域に関心を持ってもらうことが、実は防災に役立つことだと思って活動しています。

煙体験。からだを低くして進みます 非常食は最近グッと便利になりました
○問い合わせ先
げんき・げんきハウス
 電話 079(506)0212
 
丹波市
「ひとりぼっちで悩まないで・・・」集まり支えあう親の会です
NPO子育て親の会 代表 竹安 恵さん
 結成から丸13年、不登校や引きこもりを持つ親がお互いの悩みを語り、支えあっている会です。月1回の例会の他、カウンセラーや教育相談員などの専門家を招いての学習会や相談会も開催しています。会が始まった頃は、学校も世間一般も不登校は親の育て方が原因、家庭に問題があるかのような考えで、お母さん達はひとり悩みを抱え孤立していました。その時、勇気を出して声を上げたお母さんがおられたのです。そこから会ができ、当時者である親が自分たちの手で運営し、支えあって活動を続けてきました。
 この間、不登校への理解は進んできましたが「ひきこもり」の問題は深刻です。義務教育や児童福祉の枠から出てしまうと、相談窓口はほとんどなくなってしまいます。平成21年4月に『子ども・若者育成支援推進法』が施行されましたが、支援ネットワークの構築はまだまだこれからです。この支援の輪の中に多様な方々に関わってもらい、社会とうまく付き合えない若者へアウトリーチ(訪問支援)ができる相談センターを少しでも早く作ってほしいです。今後は、私たちの経験を行政や学校に繋いでいき、当事者以外の支援者を増やして行きたいと思っています。

食べて喋って交流キャンプ! 例会は思いを語る大切な場です
○問い合わせ先
NPO子育て親の会 代表 竹安 恵
 電話 0795(72)2987