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ネットワーク128号 阪神北

グループの紹介
 
三田市
訓練は「楽しく」、防災力のあるコミュニティをつくる
さんだ防災リーダーの会 会長 安富 信さん
 「さんだ防災リーダーの会」は、ひょうご防災リーダーや防災士の資格を持つ、三田市在住・在勤の有志で、2007年11月に設立しました。
 「減災や防災には地域の防災力を高めることが大切です。私たちは自主防災会における避難訓練などに参加し、消火作業を指導したり、負傷者の担架搬送の手本を見せたりして、地域住民に普段から防災に対して意識を高めることの大切さを伝えています」と、話すのは同会会長の安富さん。
 定期的に市役所と合同で市内危険箇所を視察し、防災倉庫の点検を行っています。また、講師に気象予報士など専門家を招いて研修会を行い、知識、技術を高めています。
 「向こう三軒両隣」、住民同士の関係を深めることで、住民の命を守ることにつながると思います。自主防災会の訓練を地域の楽しいイベントとなるように、炊き出しを行うなどお互いの顔が見えるコミュニケーションづくりの工夫をしています。 
 「防災と聞くと難しいと、とられがちですよね。楽しく防災に取り組むことによって、地域の防災力が向上していくと思います」と、話されました。

三田市内の危険箇所を点検する会員 負傷者の担架搬送の手本を見せる会員
○問い合わせ先
 さんだ防災リーダーの会 安富 信
 E-mail yasu4592@yomiuri.com
 
伊丹市
困ったときに頼れる存在「お隣さん」で助け合い
すずはらお助けマン 代表 角谷 理子さん
 「すずはらお助けマン」は、平成19年に発足、現在は伊丹市共同利用施設の「ゆうかりセンター」を拠点に活動をしています。
 「鈴原小学校区は市内で最も高齢化率が高い地域です。向こう三軒両隣、ご近所同士で助け合って解決していきたいと思っています」と、話すのは代表の角谷さん。
 現在、登録メンバーは30歳代〜90歳代と幅広い、82人。民生児童委員や自治会長なども多く、住民をよく知っているため、対応が早く、ボランティアを受けたい人が、安心して依頼できる環境が整っています。
 電球やスイッチひもの交換、散歩の付き添いなど、日常のちょっとした「お困りごと」のお手伝いをはじめ、高齢者の話し相手、校区内の中学校のクラブ活動への講師派遣など、ご近所ボランティアならではの細やかな心配りが行き届いています。寄せられる相談件数も他地域より多く、活発に活動をされていますが、それでも「もっと、些細な相談や不安を解消していきたい。なんでも気軽に相談してほしいですね」と、角谷さん。生活課題をみんなで考え、みんなで解決していける地域を目指しています。

各自治会名の入ったマグネットを全戸配布 介助の際の互いの気持ちを理解し合う研修
○問い合わせ先
鈴原ボランティアセンター
 電話 072(777)8861
 伊丹市社会福祉協議会
電話 072(785)0860