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ネットワーク128号 淡路

グループの紹介
 
南あわじ市
防災ステーションを使った町づくり
福良町づくり推進協議会 会長 原  孝さん
 本会は、南あわじ市福良地区住民が相互の連帯を強め、明るく豊かな潤いのある地域社会づくりを推進するために昭和59年2月に10の地域団体を構成員として発足しました。
 福良地区は、人口5800人の淡路島最南端に位置する天然の良港を抱いた町で、低地に住宅が密集しているとともに住民の高齢化率も高い地域です。
 発生が危惧されている南海・東南海地震では、津波による大きな被害が懸念されていることから、平成20年1月に福良地区自主防災組織を結成し、避難場所や要援護者対策等の災害に対する研修等を行って来ましたが、平成22年9月に津波防災施設として、県事業の福良港津波防災ステーションが完成し、このステーションを活用し、防災フォーラム、消防団との防災研修、また他地域との交流会などの開催を通じて、防災知識と意識の向上に力を入れています。
 また、学ぶことだけではなく、ステーションを核として災害に強い町づくりをアピールすることにより、ステーションへの観光客の誘い込み、町の活性化へつなげるようなイベントを計画しています。
 今回の「東日本大震災」では、被災地の人々だけでなく、私たちに様々な教訓を与えてくれました。こうした様々な教訓を柔軟に取り込み、地域の防災文化を高め、地域のコミュニティの醸成と活性化につなげたいと考えています。

防災ステーションでの研修会 防災訓練
○問い合わせ先
 福良町づくり推進協議会(南あわじ市南淡公民館)
 電話 0799 (50) 3048
 
洲本市
淡路島を耕せ! 〜アートで広がるネットワーク〜
NPO法人 淡路島アートセンター 理事長 中田 亜祐美さん
 2004年の水害時に土砂にうもれ発見された半壊状態の家「日の出亭」。私達の活動はその家を、今ある形そのままを利用しリノベーションするところから始まりました。
 この民家を中心に、アートを通した地域のコミュニケーションを作る場所として、2005年から淡路島アートフェスティバルを開催しています。他にも市民イベントでは子供が疑似労働を体験できる「かえっこバザール」や行政・地元漁師・島外の方々と共に作り上げた「海の見えるビニールハウスのレストラン」(農業用ビニールハウスを使い岩屋海水浴場で1日だけのレストランをオープン)などを実施しました。
 新しい事業として今取り組んでいるのが淡路島内の遊休農地を活用して、菜の花やひまわりを栽培し収穫した種から油を生産するという「菜の花・ひまわりエコプロジェクト」です。ホームページでその活動を紹介していますので是非チェックしてください。
 コミュニケーションで新しい繋がりが生まれる、私達はそれをワクワクしながら他に繋げていき、淡路島が元気になるヒントを探していきます!!

日の出亭 海の見えるビニールハウスのレストラン
○問い合わせ先
 NPO法人 淡路島アートセンター
 メールアドレス contact@awajishima-art-center.jp
 電話 090(5066)4604
HPアドレス http://awajishima-art-center.jp