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ネットワーク127号 淡路

グループの紹介
 
淡路市
いきいきしたふるさとは子や孫への贈りもの
五斗長(ごっさ)まちづくり協議会 会長 今田 一夫さん
 平成16年10月台風23号により五斗長(ごっさ)集落は、ため池の決壊、河川の氾濫、農地の崩壊と甚大な被害を受けました。
 災害の後、集落の住民で「安全で安心して暮らせる地域づくり」をスローガンに復旧、復興に向けての計画が作られました。
 また、このとき集落の将来を話し合い、行動する組織として、「五斗長(ごっさ)まちづくり協議会」が発足しました。
 この協議会が中心となって、台風被害により作付けできない農地にひまわりの種をまき、花の咲く7月末に地域の農産物の販売やそうめん流しなどを行う手作りの祭りとして「ごっさひまわりまつり」を開催しました。それ以降毎年7月の最終日曜日に開催されており、地域の恒例行事となっています。
 また、平成19年にほ場整備事業の調査で発見された「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」は弥生時代後期に鉄器作りが行われていた工房跡で、全国的にも非常に珍しく貴重な文化財であることから、市教委や地域住民で話し合いを行い遺跡部分のほ場整備工事を取り止めることとしました。これを機会に遺跡を地域の宝物として保存活用することとし、遺跡についての勉強会を開催したり、他の地域の視察研修を行うなど知ることから始めています。これからも地域の宝を生かした地域づくりに取り組んで行こうと思っています。

ひまわりまつりでの勾玉作り教室 花みどりフェアに竪穴住居復元
○問い合わせ先
 淡路市黒谷1262―1
 五斗長まちづくり協議会
 電話 0799(84)0484
 
洲本市
子どもの笑顔を求めて読み語り
この本だいすきの会淡路支部 代表 木戸内 福美さん
 「この本だいすきの会」は“いつでも どこでも だれでも 読みがたり”を合言葉に子どもと子どもの本を愛する仲間が集い、学びあい、子ども達に豊かな本の世界を手渡す活動をする会です。
 淡路支部が発足したのは平成2年4月、今年で20周年を迎えました。発足以来、毎年絵本作家の講演会や絵本フェスティバルなどを開催してきました。
 月1回の例会で学んだ絵本を持って、会員が保育所や学校、老人施設などへ読み語りに出かけています。また、教師や保育士の会員は職場で、子ども達に読み語りをします。同時に、読み語りして子ども達が喜んだ本を同僚に紹介します。学校に行くと読み語りを子ども達が楽しみに待っていてくれるようになり、講演会も年々参加者が増え「今年は講演会に誰がくるの」と親子で心待ちしてくれるようになりました。
 今、人と人との絆、親子の絆さえ危うくなっています。そして子ども達のことばや心の未熟さ、ゆがみが今ほど心配な時はありません。こんな時代だからこそ「すべての子ども達に読書の喜びを」伝える機会や親子読書を推進する活動を続けています。

絵本フェスティバル 著名な絵本作家の講演会
○問い合わせ先
 この本だいすきの会淡路支部
 代表 木戸内 福美
 電話 0799(22)5926