ひとつ戻る トップへ

ネットワーク126号 中播磨

グループの紹介
 
姫路市
多文化共生社会の実現をめざして
「がんばろう日本語」 代表 末政 定之さん
 現在、中播磨には約1万人の外国人登録者が生活しています。
 その人たちの日本での暮らしができるだけ快適なものになるためには、それぞれの国の事情も文化も理解しあい、地域で共生していくことが大切だと思い、また、地域の要請もあり1999年に日本語学習支援「がんばろう日本語」の活動を始めました。
 原則として、毎週日曜日の14時から16時の2時間、「姫路市高木総合センター」で外国人を対象に日本語の指導や教科学習のサポートを行っています。
 学習者は主に企業に就労している定住者といわれる人たちとその家族で、月曜日から土曜日までは仕事や学校に通い、日曜日に日本語の学習に精を出しています。
 表情やしぐさでお互いの意思を伝え合うこともできますが、やはり共に暮らしていくには「言葉」はとても重要で、そのために学習者の皆さんは頑張っています。
 そんな外国人の方たちや、地域のふれあいのために私たちの活動が役立つことを願っています。

「がんばろう日本語」学習風景 スピーチコンテストに参加
○問い合わせ先
  がんばろう日本語
姫路市田寺1−10−13
電話 079−297−0395
 
姫路市
県の花“のじぎく”― 人との共生 ―
「のじぎくネット」 代表者 福田 佳子さん
 ノジギクは兵庫県の花として親しまれていますが、咲いている場所や、野菊とのちがいなど、実際のノジギクを知っている人は多くないようです。
 姫路市東南部には、かつて日本一といわれたノジギクの群落がありました。社会の変化とともに激減しましたが、一部の熱心な団体やグループによって保存活動が続けられています。
 のじぎくネットは、ノジギクに関わる団体やグループをネットワークでつなぐことで活動の輪を広げるとともに、ノジギクや保全活動のことを広く知ってもらうために、観察会やフォーラム、苗の配布などを行っています。
 ノジギクは我が国で最も美しい野生菊の種類といわれています。また、丈夫で栽培が易しいのが特徴です。
 ただ、野生の植物なので本来の生育の仕方があります。そういったことも学びながらよりよい保全を目指し、ノジギクと共生する人と自然にやさしい地域づくりにつなげていきたいと思っています。

のじぎくフォーラムにて活動紹介 のじぎく観察会
○問い合わせ先
  のじぎくネット
姫路市大塩町汐咲1−39
電話 079−254−3178