地域には、結婚や就労、留学などにより私たちと一緒に暮らす外国籍住民がいます。国籍が違えば、言葉や生活習慣といった文化も異なります。日本人、外国人が違いを認め合い、社会の一員として地域の様々な場面に参画し、誰もが暮らしやすい「まち」、「多文化共生社会」を私たちは目指しています。
外国籍住民の子育てで、外国籍の子どもや日本国籍で外国につながる子どもが、日本語や心の壁にぶつかり、勉強に支障をきたすケースが増えています。「神戸三田外国人サポートの会」は、大学生スタッフが勉強や日本語を教える「TERAKOYAさんだ」を実施しています。この活動は@子どもたちが母語で話をしたり、進学や将来の夢を描けるようロールモデル(大学生)に出会うことA大学生がグローバル社会に羽ばたくうえで、外国人やその家族のことも考え、人として、社会人として関わっていく視点を育むことを目的にしています。また、兵庫県中部・北部地域の子どもを対象にした進学ガイダンスも開催しています。
子どもは、持続可能なまちづくりの大切な宝物です。地域課題は、人が「出会い・つながり・まじわる」ことで解決でき、さらに人権尊重を基本とした「ひとづくり」につながります。笑顔が増え、子どもも大人も成長する、すてきな活動を今後も続けていきたいと思っています。
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高校で開催。母語通訳つきの進路ガイダンス |
子どもと共に学び合う学習支援 |
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