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ネットワーク126号 淡路

グループの紹介
 
南あわじ市
田舎の片隅で
伊加利国際交流会 会長 西久保 俊史さん
 伊加利国際交流会は、過疎化の進行と児童の減少に伴い、小学校が閉校する中、伊加利地域の活性化を目指して、国際交流という大きなテーマで活動してきました。中でも一番大きな事業は、「インターナショナル田舎の運動会」です。留学生を招いて2泊3日のホームステイ、運動会での交流を通じて子ども達に外国の風習、文化を肌で感じ取ってもらうというのが趣旨です。
 しかし、年に1回の交流では物足りなく、県民交流広場事業の一つとして、年に2回「ことばであそぼー」と題し、大人の部、児童の部と2回に分けて留学生と交流を持ちました。肌の色、眼の色、言葉は違っても人間皆同じと実感し、今後の人生の中に、この経験が生かされればと思います。
 事業を始めて数年経ちますが、最初は、外国の人を見ると後ずさりする子どもの姿が見受けられたのですが、最近では、お兄さん、お姉さんのひざの上で、親子、兄弟のように甘える子ども達の姿が見られるようになって来ました。何事も一生懸命接すること、飾らないことで、通じ合えるものだと感じています。今後も、この活動に継続して取り組みたいと考えています。

運動会「むしろでゴー」 子どもとの交流会「餅つき」
○問い合わせ先
南あわじ市伊加利
伊加利国際交流会
電話  0799 - 39 - 0567
 
淡路市
交流の輪を広げ 地域を元気にする村づくり
山田ふるさと村づくり実行委員会 代表 脇田 泰尋さん
 私達の山田地区では、平成16年より、ほ場整備事業を実施し本年完成をみました。この事業には地域を元気にする整備もあります。
 地域の中心を流れる山田川の両岸に、しだれ桜を植栽した桜並木通り、水車を中心とした水車公園、愛称「さくらの郷」の山田活性化センターなど地域住民の安らぎや地域活動の拠点の場として親しまれています。
 ほ場整備事業に合わせ地域の活性化に向けた活動をしようと結成されたのが「山田ふるさと村づくり実行委員会」です。
 最初に取り組んだ休耕田等でのコスモス栽培は、今年で9回目を迎え、「コスモス祭」も山田八幡神社の秋祭りに合わせ開催しました。咲きほこるコスモスは、訪れた多くの方々を楽しませています。
 また、3年前から古代米(赤もち米)を栽培し、都市と農村の交流事業として、田植え・稲刈り等の農業体験を通じた交流会に、毎回神戸から20数名の方々を招いて交流を深めています。交流の場に出る「さくらの郷」実行委員会の女性グループが赤もち米で作ったおもちや赤飯は、とてもおいしいと評判になっています。
 これからも、お年寄りから子どもまで、住んで良かったと誇りに思える魅力ある地域づくりに活動の輪を広げてまいります。

咲きほこるコスモス(コスモス祭り) 古代米の刈り取り(都市と農村交流事業)
○問い合わせ先
 さくらの郷 実行委員 池本 道治
電話 0799 - 86 - 0738