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ネットワーク125号 丹波

グループの紹介
 
篠山市  
子どもたちの夢のお手伝い。野球を通じて地域貢献
NPO法人ベースボール・ネットワーク 代表 竹内 三郎さん
 当団体は平成16年、監督であり理事長の火置昌宏さんが野球塾を開き、NPO法人として運営を始めました。塾の小学生が中学に進学する時、引き続き監督の指導を受けたいという声が高まりました。それを受けて翌平成17年に、篠山市を拠点に硬式野球の中学生チームが誕生しました。
 指導者を求めて外部へ出て行く子どもも多い中、地域を支える若者を地域の大人が野球を通じて育てようと活動しています。NPO法人としているのも地域貢献重視の思いからです。義務教育の中学生をお預かりしているので、もちろん学業第一。そして礼儀、躾。その上に野球の技術がついてくると、厳しく指導しています。現在35名の選手が熱心に練習に通っています。一人ひとりの目標の達成、夢の実現のために出来るだけ多くの繋がり、応援をいただけると嬉しいです。
 1期生で大阪桐蔭高校へ進学し、甲子園出場を果たした選手がいます。チームの良い励みになります。ただ、関係者の夢は、腕を磨いた卒業生が地元の高校を引っ張って甲子園に出場することです。それを胸に、さらに地域に根ざした団体として成長したいと思っています。

火置監督の熱のこもった指導 全日本少年硬式野球連盟に加入
○問い合わせ先
丹波市柏原町柏原5600
 丹波の森公苑
 電話 0795(72)5168
http://www.yakyujuku.com/
 
丹波市
自主防災の基本は、実情に沿った情報の共有から
丹波市春日町上三井庄自治会 前会長 済木 幸治さん
 上三井庄自治会は、142戸506人の住民が暮らしています。少子化・高齢化による人口の減少で、自治会としての体力の衰えを感じています。その中で特に力を入れているのが安全・安心への取り組みです。
 当地区は周りを山に囲まれているので、まず昨今の異常気象でゲリラ豪雨を想定して、土砂災害の危険予測箇所の取りまとめ・土嚢の点検などを行いました。また、夜の火災対策として、消火栓・ホース収納箱・水利標識を蛍光テープで表示しました。この情報を自治会役員・消防団員が共有し、関係者が具体的に説明できるようにしています。
 ひとり暮らしも増えていて、緊急時の対応として市の「災害時要援護者マニュアル」に沿って案内をしています。個人情報に十分に気をつけて、いざという時にすぐに準備できるように書類を保管しています。また、高齢者世帯向けに小樽市で始まった、冷蔵庫に入れる安心カードにも注目し、希望された50近くの世帯に配り、体制を整えました。
 自分たちに役立つ情報は何かを役員で相談し、柔軟に変化させていくことが大事だと考えています。安全あっての自治会活動だと胆に銘じ、今後も相互協力・相互支援の姿勢を続けていこうと取り組んでいます。

115名が参加した防災訓練 土砂災害の危険予測箇所を記したマップ
○問い合わせ先
丹波市柏原町柏原5600
 丹波の森公苑
 電話 0795(72)5168