ひとつ戻る トップへ

ネットワーク125号 西播磨

グループの紹介
 
相生市
みんなで助け合う防災訓練
旭連合自治会「旭防災会」 代表 宗行 逸平さん
 旭地区は官庁関連の建物が多く存在する一方で、一部は山間部に囲まれ、また相生湾にも面しております。この地域に平成18年4月、市消防署予防課・相生警察署警備課・地元小学校校長等の意見を集約して、自主防災組織「旭防災会」を立ち上げました。
 そして、東海・東南海沖地震が発生し、津波が私たちの町に上陸した場合を想定して防災訓練を実施しました。地区住民へは文書で訓練実施を周知し、市消防署へは前日に広報車による訓練サイレンの告知を依頼。相生警察署へは避難道路の確保・地元消防団へは各地域の要所に立っての避難誘導・高台にある避難場所の中央小学校職員へは誘導及び病人や高齢者への介添え等をお願いしました。地域住民が全員避難するには1時間を要すると考えていましたが、400数名の住民が30分以内に集合し、避難訓練はスムーズに行われました。
 自分の命は自分で守ることを肝に命じて、いざという時には冷静に避難できるように日頃から訓練しておくことが大切です。旭防災会では、それ以後三木の広域防災センターで訓練を受けたり、毎年防災訓練を行ったり、AEDの指導を受けたりしています。

○問い合わせ先
 相生市旭3丁目11の9
 代表 宗行 逸平
 電話 0791(22)0526
 
赤穂市
坂越 船壇尻(だんじり)再生プロジェクト
赤穂まちづくり研究会 会長 山本 建志さん
 坂越地区では、国の無形文化財となっている大避神社の船祭りがおこなわれています。宮の年忌に、船壇尻という2隻の網舟を並べた上に壇尻をのせた中で、地域住民がにわか芝居などを上演し、観客は海岸より海に浮かぶ舞台を見て楽しんだという船上演劇舞台が行われていました。
 今回、昭和23年以来60年ぶりの復活を願い、坂越地区の各種団体の協力を得て坂越船壇尻保存会を結成することができました。
 現存していた船壇尻の舞台襖絵は、文化継承とまちづくりの大切さを共有してもらう為、坂越小学校6年生の協力を得て色付けをして複製し、朽ち果てた部材の修復と組立は、まちづくり研究会の会員で行い、祭り当日には海上ではなく陸上で組立・飾り付けしてお披露目をすることになり、10月10日前夜祭に8団体、10月11日の本祭りには11団体の地区内外から演劇への出演協力をいただき、60年ぶりの船壇尻復活を成しえました。
 地区の行事から若者が離れていく中、地域文化を守るためには町を大切にする意識改革と地域を越えた協力体制づくりを行い、町の活性化を推し進めていく必要があります。赤穂まちづくり研究会も微力ながら協力していきます。

祭り当日船壇尻の様子 坂越小学生による襖絵の作成
○問い合わせ先
こころ豊かな美しい西播磨推進会議
 (西播磨県民局県民協働課内)
 電話 0791(58)2124