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ネットワーク第124号 特集

  特集 みんなで元気なひょうごづくりを進めよう


  兵庫県では、成熟社会にふさわしい地域づくりを進めるため、参画と協働を推進し、多様な地域活動を支援しています。
 今回は、さまざまな形で地域づくり活動に関わりを持ち始めた若い世代の皆さんと、その活動を応援する企業・団体等の皆さんが、「みんなで元気なひょうごづくりを進めよう」をテーマに知事と語り合いました。

 
                             県立佐用高校2年
佐用町社会福祉協議会会長
神戸松蔭女子学院大学2年
「神戸コレクション」エグゼクティブ・プロデューサー
神戸服装専門学校2年
(株)ホテルプラザ神戸シニアディレクター
兵庫県知事
田中   輝さん
M田  義弘さん
真田   栞さん
高田恵太郎さん
廣中  智子さん
野本  哲平さん
井戸  敏三




田中





知事


田中

M田


災害ボランティアに参加

 昨年の台風第9号災害では、佐用高校の生徒・教職員500人以上が、泥かきなどのボランティア活動に参加し、生徒会では、姫路駅前で募金活動を行い、2日間で100万円集め、また、家政科の生徒がつくった人形などを持って仮設住宅への訪問活動を行いました。
 災害を機に閉店した店や更地を見るのは寂しいです。早く活気のあるまちに戻ってほしいです。

 みんなが力を合わせれば大丈夫です。みんなの思いが伝わったからこそ、100万円もの募金が集まったのだと思います。

 多くの方々に支援していただき、大変感謝しています。

 若い人たちが汗と泥にまみれながら活動している姿を見て、自然と涙が出てきました。後日ある高校生から「とても良い経験になった。社会に出てもこの体験を生かしていきたい」といった手紙をもらいました。このような若い力を応援していかなければとの思いをより強くしています。

M田 義弘さん 田中 輝さん

知事




野本

 ボランティアの皆さんのご協力は本当にありがたかったですね。
 企業の方から、最近の高校生は面接できちんと自分の意志を伝えることができるとお聞きしました。「トライやる・ウィーク」での社会体験の成果が出てきているのではないかと思っています。ボランティアについても同じで、その経験は将来必ず生きてくると思います。


 若い人に「トライやる・ウィーク」の影響はすごくあると思います。当社でも中学生を受け入れて客室の清掃などを担当してもらっていますが、「今度自分が使用する時は絶対きれいにして帰る」といった感想も聞きます。体験し、スタッフの働く姿を見て、自分の親もこんな風に働いているのだと実感した子もいます。とても良い経験ですね。

知事 野本 哲平さん



真田




知事
ふれあいの祭典でファッションショー

 11月但馬ドームでの「ふれあいの祭典」で地場産業界の協力を得て、但馬ちりめん等を使ったボレロやショール、ウエディングドレスなどのファッションショーを行いました。本学をはじめ、高齢者大学、高校生もモデルで参加したので、演出を担当し、指揮をとる難しさを痛感しましたが、周囲の支えでやり遂げることができました。

 華やかなショーにしていただき、ありがとうございました。「ふれあいの祭典」は県内持ち回りで開催していますので、郷土色をどう出すかもポイントです。皆さんのご協力で但馬らしさを出すことができたと思います。

 
真田 栞さん  

真田

高田


 これからも地域と学校が交流するイベントには、積極的に参加したいと思っています。

 一つのショーを作り上げるには、いろいろな人が関わりますので大変ですが、充実感は大きいですね。若い人がそのような経験をするのは、とても良いことです。さまざまな地場産業と若い人の感性を織り交ぜて、何かやってみたら、地域はもっと楽しくなっていきますよ。



廣中


知事

廣中


知事

廣中
UDドレスで結婚式

 「ザ・わかもの座談会ー実践編ー」の一環で、UD(ユニバーサルデザイン)のウエディングドレスを製作しました。実際に着用して結婚式を挙げてもらえるのが、すごく楽しみです。

 この後の人前結婚式ですね。

 素材や肌ざわり、着やすさにこだわり、いろいろ工夫して、伸び縮みするストレッチサテンという生地を使って製作しました。花嫁さんに楽しい思い出をつくってほしいと思って、頑張りました。

 ユニバーサルデザインで気をつけるべきポイントは何ですか?

 体の動きをしっかり理解して製作することではないかと思います。ただいま勉強中です。

高田 恵太郎さん 廣中 智子さん



知事

廣中

真田


田中


知事

M田


高田


野本


知事

元気ひょうごの実現に向けて

 今後の抱負を聞かせてください。

 動きやすく着やすく、「こんな可愛いものを!」と思ってもらえるものを作っていきたいと思います。

 高田プロデューサーのようになれることを夢見て、ファッションの世界で、頑張っていきたいと思います。

 具体的な夢は決まっていませんが、最終的には佐用町に戻って、地域の振興や発展のために尽くしたいと思います。

 指南役の方はいかがですか。

 今回の災害では、若い力の素晴らしさを実感しました。高齢化が進む中、若い力を育てていきたいと思います。

 もっと若い人のパワーと地域が連携できるような仕組みができれば楽しいな。

 県が進めている「まちの寺子屋」で、子どもたちに、体験活動を通じてあいさつや感謝の気持ちの表し方などを教えるおじいさんになろうかなと思っています。

 若い皆さんのいろいろな場面での活躍をお聞きし、大変うれしく思いました。
 地域も少しずつ変わっており、自分たちの活動で変えていくことができるところに、そこに住む楽しさがあると思います。
 今後の皆さんの活動に期待しています。これからも頑張ってください。今日はありがとうございました。

 
                       スイーツと紅茶を披露!

 収録中に、神戸山手短期大学2年の山本歩美さんと、指南役である(株)ホテルプラザ神戸の阿部忠二製菓顧問、神戸紅茶(株)の須藤仁一代表取締役社長、奥野邦夫紅茶鑑定士から、「ザ・わかもの座談会ー実践編ー」の一環として企画・製作したスイーツと紅茶の披露と、地産地消へのこだわり等のコンセプトについての説明がありました。


 スイーツメニュー
★コンセプト★
ひょうごの海・街・山をイメージ

メロンのショートケーキ イチゴのムース モンブラン 



*「ザ・わかもの座談会ー実践編ー」結(ゆい)の会の第1部として行いました。