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ネットワーク123号 中播磨

グループの紹介
 
姫路市
「笑い」で健康に
「NPO法人 はりま八十八寄席」 理事長 ~ア 保さん

「笑い」が健康に与える良い影響については、古代ギリシャで喜劇を観ることが病気の治療法と見なされていたり、紀元前の中国の医学書に「笑いは健康に良い」と書かれていたりするなど、古くから知られていました。最近では「笑い」の効用に関して、科学的に研究する動きも注目を集めています。“笑う”ことで脳内モルヒネが分泌されて痛みを緩和したり、がん細胞などを死滅させる細胞を増やすなど様々な成果が発表されています。
 また、「笑い」は、人間関係で生じる緊張や摩擦を緩和し、相手を思いやる心を広めるなどコミュニケーションを円滑にするパワーも秘めています。
 「はりま八十八寄席」は、こうした「笑い」の効用を地域に根付かせることにより地域社会への貢献を目指すものです。
 地域の高齢者施設などを通し、寄席の開催を広くご案内して、ご年輩の方々をはじめとする地域の方々が日頃のストレスを解消し日常生活を前向きに送る一助とすることで、心の健康に寄与することを目的とします。
 姫路は、上方落語の復興に尽力された人間国宝・桂米朝師匠を輩出した地でもあり、「はりま八十八寄席」は、こうした縁のある地域の方々にわが国の誇るべき伝統文化として落語の素晴らしさを広く知り、楽しんでいただき、その発展に寄与していきたいとも考えています。

ハーベスト医療福祉専門学校での熱演 笑いと熱気で包まれる会場
○問い合わせ先
NPO法人「はりま八十八寄席」
 姫路市南駅前町91-6
 ハーベスト医療福祉専門学校内
 電話 079(224)1777
 
姫路市
的形の魅力を次世代へ、そしてより多くの方へ
「しおまねきアソシエイツ」 代表理事 中村 哲さん

 私たちが活動拠点としている的形は、奈良時代に僧行基が塩づくりを伝えたといわれています。そして、およそ三十五年ほど前まで塩田で塩づくりが行われていました。このように、的形は海との関わりがとても深い地域でした。
 そして、本会代表の家は、かつて廻船問屋と製塩業を営んでいました。そのため、今でも邸宅には江戸時代中期に建てられた土蔵があり、その蔵を活用しようと片づけを行っていきました。今では、様々な文化活動(フラワーアレンジメント、音楽演奏、おひなさまの展示など)に使われるようになっています。
 また、塩田跡は甲子園球場約十三個分ほどの広さがあります。大部分は草におおわれていて、キジや小動物の生息地になっています。一定程度自然が回復してきているので、環境教育の活動に適した場所だと考えています。
 このように、的形が持つ歴史や自然の魅力を次世代へ伝え、他地域の方にも知ってもらおうとがんばっています。

しおまねき蔵オープニングセレモニーの様子 フラワーアレンジメント教室の光景
○問い合わせ先
  しおまねきアソシエイツ 
 姫路市的形町1990-1
 電 話 070(5435)7162
FAX  079(293)9203