昭和六十三年多可町立中町北小学校が、この地に根付く播州歌舞伎を「特色ある学校づくり」に取り入れ、中町北小学校播州歌舞伎クラブを誕生させました。その後、播州歌舞伎のさらなる伝承活動を展開するため、平成六年に地域住民や中町北小学校卒業生を対象にした教育委員会の中央公民館播州歌舞伎クラブが発足しました。プロの一座から指導を受けながら外題や所作・化粧法の習得に努め、地元を中心に公演活動を行っています。
近年その活動や技能が認められ、県内外の催しで公演する機会が増え活動が充実してきました。平成十六年には、「第一回全国ふるさと歌舞伎フェスティバル」(東京NHKホール)に、また、平成十八年には「全国民俗芸能大会」(東京日本青年館)に招かれ、播州歌舞伎 寿式三番叟を披露し好評を博しました。
さらに、地元住民による「播州歌舞伎ファンクラブ」も発足し、公演の補助から舞台大道具の製作までを行うなど、播州歌舞伎を応援する体制が整い、各団体が活発に活動しています。
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絵本太功記十段目尼ヶ崎の場 |
寿式三番叟 |
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