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ネットワーク123号 阪神北

グループの紹介
 
伊丹市
「梅」・「南京桃」地域特産品を活かしてまちづくり
「東野21世紀の会」 代表 久保 吉昭さん
 伊丹市の北部に位置する東野地区は、苗木作りの盛んな地域で、接木の技術は卓越したものがあり、日本三大苗木産地として栄えました。
 東野21世紀の会は、東野の地域特産である梅、南京桃、苗木を生かしたまちづくりを推進するとともに、広く市民に緑の保全の大切さを啓発、住みよいまち、訪れたいまちをつくり、育て、次世代へ継承していくことを目的として平成二十年五月に発足。
 平成二十一年一月には、国指定の重要文化財、旧岡田家住宅(伊丹市宮ノ前)で、盆梅の生産から展示までを手掛けた、伊丹市初の「伊丹盆梅展」を開催し、会場には、丹精を込めて作り上げた盆梅三十品種、約六十点が堂々と並び、観る人を魅了しました。代表の久保さんは、「盆梅展を
東野地区で開催したい」と未来への展望を語ります。
 また、一本の木から、赤、白、ピンクの三色の花を咲かせる観賞用の美しい花桃「南京桃」は、全国シェア九十九パーセントの生産があり、伊丹市の特産品です。この「南京桃」を子どもたちに周知するため、伊丹市内の小学校へ寄贈、また講習なども行っています。
 東野地区は、今でも接木技術を生かした、多数の品種の苗木作りがさかんで、春には、梅、花桃、桜など咲き誇る【花・果樹・苗木の里】となっています。是非、一度訪ねてご鑑賞ください。

伝統の接ぎ木技術でつくる『南京桃』 「東野21世紀の会」の皆さん
 
三田市
いつの日か、きりえの町三田に!
「三田きりえフォーラム」 代表 松尾 裕美さん

「三田きりえフォーラム」は、平成六年一月一日に設立され、構成グループには、三田で活動している「三田きりえクラブ」「創作きりえアプク」「大舟きりえクラブ」「きりえサークルコスモス」「ヌーベルきりえ」があります。近隣の市町からのグループも合わせて、現在九十人のメンバーで共にきりえの普及と向上に努めています。
 「きりえ」は誰もが気軽に楽しめるもので、絵心がなくてもその人なりの味のある素敵な作品が生まれます。初心者からベテランまで幅広い層の人が自由な発想で自分なりの世界を表現しています。
 三田の様々な顔を残しておきたいという思いから三田の風景をきりえ集にして出版しました。三田の偉人をテーマに制作したものは冊子となり小学校の教材として使われています。また、各グループ展、文化祭やスライド上映会を行い、多くの方々にご覧いただいています。
 きりえ作家の米谷ルリ子さんは、各グループのきりえの講師を務めるだけでなく、教室にキーボードを持ち込み、休憩時間にコーラスの指導を行うなど、明るくにぎやかな制作場所にさらに音楽も加わってより楽しい時間を仲間と共有されています。
 来年は画集を出版し、世界にたった一つの作品づくりをめざして今後も仲間と共に笑顔で取り組んでいきます。

「大舟きりえクラブ」の皆さん 第26回「三田・市民きりえ展」の様子
○問い合わせ先
三田きりえフォーラム
 電話 079(564)6624