ネットワーク122号 西播磨

グループの紹介
 
相生市
言葉遊びで小物作りを楽しもう
千尋ボランティアグループふくろう会 代表 北條 和幸さん

 私たち「ふくろう会」は地域の人のお世話になり、もう十年近くになります。メンバーは六名で、子どもが中学校の時のPTA役員が終わった後、何か自分たちにできることはないだろうかと考えていた時に、自治会から秋祭りに子どもの食事を作ってもらえないだろうかとの話をいただき、引き受けたことが活動のきっかけとなりました。それ以来、千尋町の行事の度に食事づくりを中心に参加させていただいております。
 二年程過ぎてから、一人暮らしの高齢者の方を招いて食事会をすることになったので、このお世話をしてもらえないかと頼まれてお引き受けする事になりました。それ以来、毎月二回木曜日に一人暮らしの高齢者の方を中心に昼食会を行い、小物作りをしています。
 小物は身近なものを利用して、誰でも簡単にできるように考え、その日で完成するようにしています。作品名も覚えやすいようにと、言葉遊びの感覚で工夫しています。サロン以外にも、市内の人を対象に小物作り教室や、デイサービスにも行かせていただき高齢者の方と一緒に小物作りを楽しんでいます。
 私たち「ふくろう会」は、まず自分が楽しく、無理をしないでできることをさせていただく気持ちでがんばっています。お礼はいつも参加してくださる皆さま方の笑顔です。

振り込め詐欺防止ストラップの作成 サロンで小物を作る高齢者の皆さん
○問い合わせ先
  相生市千尋町十一−十六
代表 北條 和幸
電話 0791−23−3567
 
たつの市
オータムフェスティバルin龍野〔温故知新〜古きを生かす〜〕
オータムフェスティバルin龍野実行委員会 副会長 長坂 泰成さん

 鶏籠山(けいろうざん)と揖保川の間の自然と調和がとれた美しい町龍野で、先人が蓄積した財産である「町並み」と文化遺産を大切に、そして愛し続け活かすことを根幹とし、景観・歴史資源を今に生かし結集したのがオータムフェスティバルです。
 会場となる龍野城下町一帯は、約五十五ヘクタール、約八百六十世帯、人口約二千人の地域で、昨年は三日間百三カ所百六十の催し物で五万人が来場されました。総予算約八十万円で、市の助成金五十万円、参加料等が三十万円です。委員は資金がない=財産と考え、汗を流し、頭を使い、知恵を出し、戦略を練り、参加者の調整と町並みに合わない看板やテントは禁止などの約束事の徹底をしました。派手なことより、龍野の秋真っ盛りの自然や町並みを楽しみながら、「建物・文化・人物・作品・商品等」財産を活かすことを決め、地道な活動の結果、第六回の来場者数はのべ五万人、空き店舗・空き家の活用数四十、推定流動金額約一億円(二千円×五万人)となりました。そして、町ではこの十年間で改装など新しい店舗などが十五店舗増えました。
 育ててもらった町に、今の時代に合う龍野らしい恩返しを少しずつさせていただいているオータムフェスティバル。今年もお楽しみいただけますよう励みます。さあ、十一月に「レトロな龍野」でお会いしましょう。                                                 縁福

町並みの様子 お寺でのコンサート
○問い合わせ先
  オータムフェスティバルin龍野実行委員会
電話 080−6129−3531