ネットワーク122号 北播磨

グループの紹介
 
加西市
加西、かぐや姫物語
かぐや姫プロジェクト

 『今は昔、加西の里に竹取の翁といふものありけり』
 竹の旺盛な繁殖力、竹林管理者の高齢化や後継者不足…。このような背景から急激に増加する放置竹林は、里山の植生を脅かし、シラサギ・カラスなどの有害鳥獣の温床となっています。また、民家や道路に覆い被さり、ゴミの不法投棄など生活環境への影響も懸念されています。そこで加西市は、放置竹林の拡大防止と竹材の有効活用を目的とした「かぐや姫プロジェクト」を立ち上げました。
 平成二十年十月、かぐや姫プロジェクトボランティアの呼びかけに、市内外から二十名(男性十七名、女性三名)の参加があり、このメンバーで五回の竹林整備、炭焼き作業を行いました。焼き上がった竹炭は「加西市立善防園(知的障害者通所授産施設)」の入所者が加工を担当し、かぐや姫プロジェクトと善防園とのコラボ竹炭「かぐや姫の消臭炭」として商品化しています。
 地域の、地域による、地域のためのかぐや姫プロジェクトは、住民参画による地域おこし、そして、人と共生する自然環境づくりへの環境貢献のシンボルとして活動を広げています。皆さんもこのプロジェクトで、一緒に汗を流してみませんか!!

繁茂した竹やぶ整備 善防園とのコラボ竹炭「かぐや姫の消臭炭」
○問い合わせ先
  加西市生活環境部バイオマス課
電話 0790−42−8716
 
加東市
地域コミュニティの活性化をめざして
社地区地域づくり協議会 代表 吉村 進吾さん

社地区は、加東市の中心に位置し、加東市役所社庁舎、北播磨県民局などの官公庁施設や、大型ショッピングパークや商店が立ち並ぶ、加東市の中心市街地です。地区内人口は約一万二千人で、旧住民と新しく居住された方々とが混住していることや、地区内に二つの小学校が並立していることから、コミュニティ活動が大変難しい状況となっています。
 社地区地域づくり協議会は、この地区のコミュニティ復活と活性化を図るため、兵庫県が行う県民交流広場事業を活用して、平成二十年に設立しました。主な活動内容は、子ども見守り隊活動の充実や地区内の交流を深めるためのイベントの開催です。平成二十一年四月には社地区の文化祭を行い、ステージイベントや炊き出し、作品展示、スタンプラリーなどを通じて、集落や世代を越えた交流を図ることができました。
 今後は夏の踊りの復活や佐保神社秋祭りの充実、文化教室の開催なども計画しています。これらの活動を通じて、集落間・世代間交流の充実、伝統文化の継承を図り、夢がきらめく元気なまちづくりをめざしていきます。

各種団体による作品展示 兵庫教育大学外国人留学生による楽器演奏
○問い合わせ先
   加東市企画部企画政策課
電話 0795−43−0388