ネットワーク122号 淡路

グループの紹介
 
洲本市
ふるさとの歴史を再確認し、子どもたちに引き継ごう
安乎町伝統文化研究会会長 藤岡 佐太郎さん

 私達は、地域の文化を研究する傍ら、次世代の子どもたちへの継承活動の一環として、四年前から地域の小学生を対象に「伝統文化子ども教室」を開設し、町内の史跡巡りや地元に伝わる獅子舞太鼓、お盆のサンカツ踊り等の継承に取り組んできました。
 とりわけ、史跡巡りは保護者の関心も高く、親子連れで和気あいあいの中で実施されています。
 私たちのまち「安乎(あいが)」は、古くから栄えた地で、朝廷との繋がりも深く、縄文時代の土器片をはじめ、弥生時代・古墳時代の土器や須恵器も多数出土しています。
 昨年は、古き時代のまちの紹介冊子「平安の郷あいが」を発行、今年は安乎地区にある神社仏閣の由来をまとめた「あいがの神と佛」を発行し、全世帯に配布したところです。
 なお、昨年九月に兵庫県から採択を受けた「安乎県民交流広場事業」がスタートし、老若男女を問わず町内全世帯に呼びかけて、歴史講話・史跡巡り・和太鼓教室等々を地域ぐるみの取り組みとして実施しています。

史跡巡り教室 和太鼓教室
○問い合わせ先
 洲本市安乎町中田十一−二
安乎公民館
電話 0799-28-0007
 
南あわじ市
郷土芸能「淡路人形浄瑠璃」を島外へ情報発信
淡路人形浄瑠璃青年研究会 代表者 木田 徹さん
 淡路人形浄瑠璃青年研究会は、郷土芸能の保存伝承活動をしているアマチュアの団体です。
 会員の構成は十六歳の高校生や十九歳の若人から五十九歳の壮年まで、男女二〇名余りのメンバーで毎週一日、人形の操り、語り、三味線などの練習をしています。
 最近の活動は、島外の皆さんに淡路人形浄瑠璃を知ってもらい、そして楽しんでもらうことを目的に「西宮市鳴尾公民館」と「兵庫県私学会館」で公演を実施しました。鳴尾公民館での公演は、地元の水野さんと末川さんのお世話で実現しました。演目は、「戎舞」と「傾城阿波鳴門巡礼歌の段」、人形の解説と体験を実施し、参加者の皆さんから好評を得ました。また、私学会館でも神戸の皆さんに楽しんでいただきました。
 私たちの活動は、良き理解者の方々の支援と楽しんでもらえる観衆の皆さんがあって広がって行くのだと考えています。会員一同、日頃から練習に励み、人形浄瑠璃の保存と伝承それと公演活動で、観衆の皆さんに楽しんでもらい、そして私たち会員も楽しめることをモットーに活動しています。
 淡路人形浄瑠璃を見たい、体験したい方は、ご一報を!広げよう人と人のつながり!


西宮市鳴尾公民館にて 兵庫県私学会館にて
○問い合わせ先
  南あわじ市神代地頭方一五三八の四
淡路人形浄瑠璃青年研究会 代表 木田 徹
電話 090-3616-3824