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“こころ豊かな美しい兵庫”をめざして
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こころ豊かな美しい兵庫推進会議


目 的
 県民一人ひとりの参画と協働の考え方を広く呼びかけるとともに、多様な地域に多彩な文化と豊かな暮らしを築き、すべての人々にこころ豊かに生きる感動を与える美しい兵庫をめざす県民運動を提唱し、構成団体をはじめとする多様な主体が自ら地域課題を発見し、課題に応じて重層的なネットワークを築きながら連携・協働して地域課題に取り組むことを推進することにより“こころ豊かな美しい兵庫”の実現を図ることを目的とする。
 
経 緯
 
昭和55年9月: 生活文化県民運動推進協議会
(新生活運動協議会を発展させ、生活文化県民運動を提唱)
昭和62年3月: 「こころ豊かな人づくり」「健やかな社会づくり」「さわやかな県土づくり」を推進課題とする県民運動を提唱
平成 元年7月: “こころ豊かな兵庫”をめざす県民運動の推進
(3つの運動の総称)
平成 3年6月: 「こころ豊かな兵庫づくり推進協議会」へ名称変更
(提唱団体から実践団体へ衣替え、構成団体の拡充、地域の推進体制の活性化)
平成15年6月: 「こころ豊かな美しい兵庫推進会議」へ名称変更
“こころ豊かな美しい兵庫”をめざす県民運動の推進
   
組 織 
  (1) 構成団体数 121団体
(2) 会 長   保田 茂

        (神戸大学名誉教授、おいしいごはんを食べよう県民運動推進協議会会長)
   
活動内容 
 

(1)県民の参画と協働の提唱・推進

 構成団体はもとより、県民一人ひとりが参画と協働の推進の主体となるように、広く呼びかけを行う。それにより、多様性とネットワークから生まれる力を原動力として、多様な地域に多彩な文化と豊かな暮らしを築くことに取り組む“こころ豊かな美しい兵庫”をめざす県民運動の展開を図り、地域社会の共同利益の実現を図っていく。
 
 

(2)年間テーマ・実践運動目標の設定

 構成団体から地域課題の提起を行うなどにより、年間テーマと時機に応じた実践運動目標を共有する。

 【平成30年度年間テーマ】
  「家族・地域のきずなを深め、ふるさと意識を育もう」

 【平成30年度実践運動目標】
  @ 家族のきずなを深め、家庭の力を高めよう
  A 地域コミュニティづくりを進めよう
  B 誰もが安心して暮らせるユニバーサル社会づくりを推進しよう
  C 地域の安全は地域自らで守ろう
  D 防災力を強化しよう
  E 子育て家庭を地域ぐるみで応援しよう
  F 子ども・若者を地域で守り育もう
  G 食の安全安心と食育、健康づくりを推進しよう
  H 地球環境時代に相応しいライフスタイルを確立しよう
  I 花と緑あふれる美しい県土づくりを推進しよう
  J 芸術文化を活かしたまちづくりを推進しよう
  K 地域を越えた多彩な交流を進めよう

 

(3)総会・県民運動推進大会及び役員会の開催

H30年度の総会・県民運動推進大会の概要

 

(4)県民運動の普及啓発

ア 県民運動情報誌「ネットワーク」の発行(昭和56年度〜)
イ ひょうごボランタリープラザホームページの情報発信システム:コラボネットを利用して、各地域の県民運動情報を発信(平成23年度〜)

 

(5)ひょうご家庭応援県民運動の推進

 県民一人ひとりが家族・家庭の大切さを考え、きずなを深めるとともに、地域で家庭を支える県民ぐるみの運動を、当推進会議と家庭応援団の構成団体をメンバーとした「ひょうご家庭応援ネットワーク会議」が中心となって、多様かつ重層的に展開する。
@「家族の日」写真コンクールの開催
A「ひょうご家庭応援県民大会」の開催
B「ひょうご家庭応援県民運動だより」の発行
C「家族の日」啓発ポスターの配布 等


(6) 構成団体の研修

@ 研修会の開催
構成団体ほか、幅広い団体に参加を呼びかけ、幅広いテーマで実施
A 各種大会・セミナー等への参加
県民運動推進のための県主催の各種大会・セミナー等の開催にあわせ、開催時期や分野、規模などを考慮の上、年数回開催案内を送付し、参加を呼びかけるなどの取り組みを行う。

(7)地域団体の中間支援

地域団体が、団体としての行動力を高め、社会的活動をより活発に行うことができるよう、地域主導のもとで行われる「地域づくり活動応援事業」等、地域団体活動の活性化に向けた取り組み状況の検討と総合的な調整を行う。
資 料(PDF) ※平成30年度6月20日 総会時
 
規約
役員名簿
構成団体名簿
[開催日時] 平成30年6月20日(水)13:00〜16:00
[開催場所] 兵庫県農業共済会館 7階大会議室
[内  容]
○さわやかステージ

クラリネッティッシモ
○挨拶
     
 保田会長    井戸知事
○事業計画等審議
○活動事例発表
●「こころのふるさとへ帰ろう〜多自然地域における古民家等の再生
  および地域の魅力発信事業について〜」

  紡−TSUMUGI− 代表  山本 早希

 私は多可町で、古民家等の活用と地域再生に取り組むボランティア団体の代表をしています、山本と申します。紡(つむぎ)は町民の集まりの団体で、平成29年の3月20日に設立し、現在は、多可町に移住してきた人や大工、現役の役場の職員等の、様々な経験や多彩な視点を持っている8人がメンバーです。私はつい3ヶ月前に多可町の職員を退職して、活動を本格的に始めました。
 私たちは空き家を直す・使う・遊ぶ・学ぶという四つのテーマに絞って活動を展開しています。目的は、古民家を再生し、活用して、地域の活力を取り戻すことです。多可町は電車が通ってない地域で、田園風景や山が自然そのまま残っていて、町の風景として溶け込んでいます。古民家は昔から土地に存在して、人々と一緒に暮らしや生活を共にしてきた地域の宝です。100年間続いてきた古民家を壊してしまうのは勿体ない、というのが基本理念です。
 「直す」部分では、古民家の改修ワークショップを定期的に開催しています。空き家を「使う」部分では、移住してこられた方たちの住宅にしたり、空き家で店舗を開きたいという方達の創業支援のお手伝いをしています。また、古民家や古い建物を使ったイベントの開催もおこなっています。空き家で「遊ぶ」部分では、古民家の中でミニライブなどを開催しています。「学ぶ」部分では、昔からの羽釜がそのまま残っているので、日本の伝統文化や食文化を、ワークショップと併せて学んでいます。また、古民家の空き家ツアーでは日本の伝統建築を学んでいます。
 昨年、地域再生に繋がる新しいチャレンジとして、「ラベンダーパーク多可」という施設で、冬にも蛍を飛ばしてみたらどうだろう、という案から、新聞紙と黒く染めた障子紙で、蛍行燈を120個作って飛ばすというイベントを開催しました。今年は12月のイベントで1,000個を目標に取り組んでいます。多可町はイルミネーションイベントがないので、冬にみんなが集って「綺麗だな」と楽しめたらいいなと思っています。
 加美区の岩座神(いさりがみ)というほぼ限界集落で棚田が広がっている地域では、カフェと農泊をしたいという東京から来た若い夫婦のために、50人ぐらいが集まって古民家を掃除しました。古民家を使って何かやりたいという想いや夢も、応援をさせて頂いております。
 多可町には外国の方と触れ合う機会がないので、兵庫県青少年本部の「ふるさと青少年隊事業」を活用して、国際交流の拠点づくりに取り組んでいます。播州織りの工員さんが住んでいらっしゃった古い寄宿舎を利用し、青年隊の方々に来て頂いて、いろんな視点から多可町のふるさとの魅力をもう1回発見していただこうとしています。
 紡はボランティア団体で、メンバーは昼間お仕事をしているので、小さな活動しか出来ていませんが、私たちで出来る範囲の、古民家を中心とした地域づくりの活動に、これからも取り組んで参りたいと思っております。よければお声掛けいただいて、ぜひ事業に関わっていただきたいです。
●「社会的・就業的自立へ 特別支援学校での“金融教室”の開催」
   株式会社みなと銀行企画部 広報室長  藤井 英二

 私はみなと銀行の広報室でCSR(社会貢献)活動や報道関係の方への対応など、外部の方に対する銀行の“窓”のような役割を担っています。今日はCSR活動の一つ、“特別支援学校での金融教室”をご紹介させていただきます。
 特別支援学校では知的障害であったり、体が不自由な生徒さんが学ばれています。その中でも特に、職業訓練をしている学校で金融教室を開催しています。生徒さんは、色々な障害を持っている事情から、親元を出て一人暮らしや寮に入っている方が少なくありません。親や親戚から、計画的なお金の管理を教えてもらう機会が少なく、社会に出た後に色々な苦労やトラブルに巻き込まれることも多い、と聞いて活動を始めました。
 みなと銀行は県内に102の支店があり、銀行としての業務を行うだけでなく、地域の皆さんの役に立ちたい、といった考え方から、CSR活動に積極的に取り組んでいます。
 金融教室は2014年の7月から始めました。振り込み詐欺に遭いそうになって困っている方が居て、教育委員会の方から「特別支援学校では、お金の使い方や計画的に預金をすることについて、「銀行員から直接教えてほしい」といったニーズがあるので是非お願いします」というご相談をいただいたのがきっかけです。
 銀行の窓口は、最近は非常に手続きが複雑になっています。それをわかりやすく説明出来る行員が、金融教室に参加しています。また、お客様満足度を高める業務を担うCS部の行員は、身だしなみやマナーを中心にした教室に参加しています。専門教材を独自で作り、銀行の窓口で実際に必要になる伝票の記入方法等を中心に、具体的な実践の形で90分ほどの授業を行います。ビジネスマナーについては、生徒さんは外部の方と接する機会が少ないのでコミュニケーションをとる訓練を、と学校側からご要望をいただいたことを踏まえ、面接形式で自由に話せる授業にしています。
 2018年度は5校で実施を計画しています。毎年、就職活動が本格化してくる10月以降に、かなりの学校からご希望をいただきます。
 この活動に携わる行員は、普段の仕事をしながら授業に参加することになりますので、仕事の負担が増えることから、最初は理解が得られなかった時期もありました。ただ、教室が終わった後、生徒さんからよくお手紙を頂戴します。これが行員にとって励みとなり、すすんで協力してくれる行員が大半です。
 また、仕事に行き詰まりを感じていた行員が、この活動を通じて人のお役に立てている実感を持ち、考え方が前向きになったということもありました。地元と関わりが持てて、地元の方やこれから将来地元で頑張っていこうという生徒の役に立てることは、本当に素晴らしいことです。みなと銀行では、ぜひ継続して続けていきたいと思っています。
 皆様方の近くにも、当銀行の支店があると思います。本日のご縁を機に、今後も引き続き良いお付き合いをいただけたらと思います。ご静聴ありがとうございました。
●「猪名寺自治会10年のまちづくり〜一親睦団体が地域課題を解決し、園田北
  まちづくり協議会を設立!少子高齢化への新たな挑戦を開始〜」

  園田北まちづくり協議会 事務局長  内田 大造

 猪名寺自治会の会長をしております内田大造と申します。交流、議題もなく、ただ連絡・伝達や盆踊りや総会をやるだけ、なのにお金の配分だけが一生懸命。そんな自治会が、地域の様々な課題に真っ向から対処しようと10年に渡り活動を展開し、昨年、園田北まちづくり協議会を成立させました。それを皆様に今回紹介いたします。
 10年前の猪名寺地域の課題。一つは、猪名寺は尼崎の中では恵まれていない地域だという不満。もう一つは、地域団体がみんなバラバラ。解決方法の一つは「愛着をどうやって持っていただくのか」ということです。
 万葉集にも歌われている猪名寺の歴史に目を付け、忘れ去れていた古代の大寺院、猪名寺廃寺を蘇らせようとフォーラムを開催しました。神戸大学と猪名寺婦人会が協力して、猪名寺廃寺を復元して猪名寺駅に展示すると、住民は「猪名寺も捨てたもんじゃないな」と注目し始めました。猪名寺を万葉の里として盛り上げるコンサートを開いたときに、初めて尼崎市の市長が来て、住民の気分は良くなりました。万葉歌のことや猪名寺廃寺の歴史を6枚の歴史パネルを作成し、それを貼りだしたところ、各新聞社の紙面に「万葉の里蘇る」との記事が載り、皆さん大変喜びました。「猪名寺歴史散策マップ」を作って、来た人たちにマップを紹介しながら案内をする猪名寺歴史ウォークもやりました。
 次に取り組んだのが、猪名寺駅へのエレベーター設置です。これは猪名寺住民の10年の悲願でした。「エレベーター設置一万人署名」は、初めて地域の全団体が結束して取組んだ結果、1ヶ月で1万人の署名が集まり、これが力になり、見事に2年後にエレベーターが設置されました。
 この結束を地域コミュニティの活性化につなげるため、地域団体協働の実行委員会を作って盆踊り大会をやりました。1日だけの開催として、一発勝負で取組み、大成功を収めました。改めて、地域全体で取り組むことの大切さを学びました。
 それから、住民の要望を取り上げ解決するため、1,000人のアンケート調査を実施しました。その要望の第1位はバリアフリーのまちづくり、第2位が住環境の整備事業、3番目は美味しい地元農産物を食べたい。4番目が佐璞丘(さぼくがおか)を何とかしてほしい。
 バリアフリーのまちづくりについては、道路、歩道の点検を行政と協力して実施し、23項目の改善を果たすことができました。
 ちょうど伊丹と尼崎にまたがった歩道の段差で転倒した人がいて、両市に依頼してすぐ段差をなくし、バリアフリー化していただきました。車がスピードを出して危険な道は、警察と尼崎市に協力を依頼して、「30キロ制限速度落とせ」の看板を設置しました。
 地産地消は、農地がなかったので県などに相談して、丹波篠山の雲部(くもべ)地域と協力関係を結び、産地直送の軽トラ野菜市を実施するなど実現しました。
 佐撲丘の森の再生は、地域23団体が協働して、万葉の森・佐璞丘再生プロジェクトを立ち上げ、1日で3トンのゴミを集め、また一か月で650本のシュロなどの外来種を伐採をして、明るい憩いの森をつくりあげました。このような取り組みの総決算として、万葉の里・石見神楽祭を開催し、大成功を収めました。その成功を基礎に、昨年、地域30団体が集まって「園田北まちづくり協議会」を設立致しました。その活動の一部を報告したいと思います。
 高齢化を克服してもう一度活力ある地域づくりに再挑戦していこう、と毎月スナックを貸切って、童謡を歌い、昼食を共にし、脳トレをしています。元気な高齢者は、介護予防のいきいき100歳体操に取り組んでいます。サロンの後には風船バレーや脳トレ、また、毎週月曜日から金曜日の7時半からはラジオ体操をしております。
 少子化を克服するため、忍者学校を立ち上げ、昨年はふるさとづくり青年隊事業として第3期猪名寺忍者学校をやりました。岩登りの術としてボルダリングや剣術稽古もやるだけでなく、「朝の挨拶は人より先に」などの5箇条を掲げて躾もしています。唱和するだけではなく、ご家族に協力していただいて普段から実践し、卒業試験で報告していただきます。
 もっと子育て世代に貢献しようと、子ども農園を開設いたしました。植え付けから収穫まで、今は17世帯の子どもたちが体験しております。子どもたちと高齢者のふれあいの場として、かるた大会やふれあい食堂も開設しました。
 重要なのは「地域の課題や問題点・住民の要望は何か」、一つ一つしっかりとつかむこと。よく人の話を聞くなどして、コミュニティ活性化、再生を果たす課題は何かを突き止めることが出来れば、もはや半分は解決したようなものです。あとは、企業や商店をすべて巻き込みながら、協働して、工夫を凝らした様々な事業により解決していくことです。いきなり大きな課題は解決できないとしても、はじめは一人が、一つの団体から始めて、小さな課題をたくさん解決しながら積み重ねていけば、大きな課題も解決でき、次の世代にまちづくりを引き継いでいける。そうすれば地域のコミュニティ再生・活性化はできると、私は確信しています。どうもご静聴ありがとうございました。
   
講演録
 
 平成27年度こころ豊かな美しい兵庫推進会議 総会 講演より
 「阪神・淡路大震災20年 −我が国の戦後思潮への教訓−」
  神戸大学名誉教授
  こころ豊かな美しい兵庫推進会議顧問
    野 尻 武 敏 氏
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